【黒バス】キセキ?……あぁ、俺を裏切った奴等?【男主】part2

第87話 ページ42

〜赤司side〜
始まってすぐにAが現れた。

『んー、うつってるかな?…まぁいいや。
やっほー皆、銀沢Aでーす。

これ見てるってことはさ、俺…多分病院か死んだかどっちかだよね?

復讐は出来たのかな?……つかやったのかな?まーどっちでもいいや。

えー、俺が言いたいのはひとつだけです!

絶対泣かないで!!

俺ちゃんとお前らのこと見てるからな?

泣いてたらすぐ飛んでいって、笠松さんみたいに跳び蹴りかましてやるー!』

笠「………っはっ……やってみろ、よっ…」

笠松さんも泣いている。

振り替えるとほぼ全員が泣いていた。

泣くな、って言われたばっかなのにな…

僕も、言えないけど…ね。

『あ、そうだ。もう一個あった。

キセキの世代の奴等に一言。
勝てるから、強いからって調子乗んなよ?
俺は絶対お前らより強いし、アホ峰、デルモ(笑)、妖精、おは朝とか透明とか厨二病にも負けねーからな!!』

青「…言って、くれんな…ｸﾞｽｯ」

黄「…誰がっ、デルモ(笑)、ッスか!」

紫「…何で俺、妖精なのぉ…?」

緑「…ｸﾞｽｯ、ふっ、ふん!おは朝にお前が勝てるわけが、無いのだよっ!」

黒「…透明なんかじゃ…ｸﾞｽｯ、ありません!」

赤「厨二病、か…はは、言うね…ｸﾞｽｯ」

『霧崎の皆!!真先輩、一哉先輩、健太郎先輩、ザキ先輩、康次郎先輩!あと祥吾!マジで会えて良かったよ!!
ついでに言うけど、サトリ!あんまサトんなよ!』

花「……ふ、はっ…俺もだよ、バァカ……!!」

原「…うんっ、俺もだよ……!!」

瀬「……A……」

古「…会えて良かった、なんて今更だろう…」

山「………くぁ、ズルすぎんだろA…!」

灰「…っは、こっちの台詞だよ馬鹿……!!」

今「…誰、が…サトリやねんっ…!!」

『…本当は、一人ずつメッセージ言いたいけど…時間無いから、皆に一言。

ごめんな。俺のせいで、変なことに巻き込んだよな。

本当に、大切な人がたくさんできたと思う。

もし俺が今…生きてたら。これはそれぞれ本人達に言ってるはずだけどね!。

じゃ、これで終わるわ。

皆に会えて良かった……((ﾌﾞﾂｯ』

あっという間に、体育館は泣き声に包まれた。

あんなの残していくの、最悪だよ…

僕らは何も言えてないのに……

でも、…Aは伝えてくれたんだ。

教えてくれたんだ。

僕らに、たくさんたくさん、大切なことを。

僕らは忘れない、絶対に。

僕らは、泣いたまま荷物の準備をしてバスに乗り込んだ。


そして僕らは帰った

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