田島（feat松田）×いじめっ子 『君がどんなに最低でも』 ページ22
※ 倫理観に欠ける主人公が苦手な方はお控えください。
“俺、チャーハンの方が好きなんだよね”
告白の返事としては、頓狂な返事だった。
私にとって生涯こんな屈辱を感じたことは無い。
忌々しい記憶。
それも、好きな男からの言葉がそれなんて。
「A〜、寒い。寒くね？」
『昨日言ったじゃん。……あ、こないだ家に忘れてたカーディガン持ってきてる。』
そう言って震える将吾に、カバンから取り出したカーディガンを渡した。
「A〜！ありがとう、あったけぇわ。」
『ちゃんと天気予報みなよね。』
「ゴメン」
悪びれた様子もなく、あったまる将吾は憎らしくもあり、愛おしくもある。
小言を言いつつ、満更でもないのだ。
「俺、チャーハンの方が好きなんだよね」
『……え？…』
「うん。」
『振った、……つもり？』
「……うん？」
『……はぁ？？……意味わかんないんですけど！』
「…チャーハン、美味いから。」
『……ありえない……将吾、……っ最低！！！』
将吾とはあのチャーハン事件の後、私が腹を立てて1度険悪な仲になった。
しかし、しばらくしてなんの悪びれもなく、
最近話してないねなどと言ってきた将吾に毒気を抜かれ、あっけなく仲直りしたのだ。
悪気なんて無さそうなその顔は、今も変わらず。
それからはずっと一緒にいる。
もちろん、ただの友達として。
『将吾、今日もウチくるでしょ？』
「いく、今日何作るの？」
『チャーハン。』
「マジで！ 最高、大好き。」
『……どーも。』
恋愛ごとなんかに興味を示さない、そんな人なんだと思って、私の恋心は封印された訳だけど、実際将吾を好きなことに変わりはない。
でも、実らなくたって良かった。
だって将吾は私に興味が無いんじゃなくて、恋愛に興味がないだけ、だから。
．
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やなぎ茶(プロフ) - ayuさん» 本当ですか〜❣️嬉しくてあったかいお言葉ありがとうございます😭がんばります！ (11月13日 22時) (
レス) id: 5b37ec5afa (このIDを非表示/違反報告)
ayu - やなぎ茶さん» なるほど😮💡了解です👍🏻 ̖́-︎亡霊、拝見させていただいています!やなぎ茶様のペースで更新頑張ってください🥹💖 (11月13日 7時) (レス) id: 9a7e8648d6 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ茶(プロフ) - する予定ですので、その時ご機会あればよろしくお願いします☺️ (11月13日 1時) (レス) id: 5b37ec5afa (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ茶(プロフ) - ayuさん» ayu様コメントありがとうございます❣️そちらですが、続編のお話が長編化したもの（亡霊）と、途中まで書いたものがありまして、中途半端なのと年内更新予定がないため現在は非公開にしております💦 また年明けには公開して更新 (11月13日 1時) (レス) id: 5b37ec5afa (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼致します🙇♀️この作品の続きが気になるのですが、パスワードはどうすれば教えていただけるのでしょうか…？どこかに書いてあるのなら確認不足です;ᯅ;すみません、！ (11月12日 20時) (レス) @page46 id: 9a7e8648d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やなぎ茶 | 作成日時：2023年3月27日 18時
