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第5話 ページ5

桃井side

お面をしていて、本当に寝ているのかは分からない


でも、風になびく銀色の髪と


ゆっくりと上下する、Aの体


“人間に触られたら、俺は消える”


桃「…っ……」


でも……


お面だけ、なら…大丈夫だよ…ね?


少し震える腕で、ゆっくりとお面に触れる


起こさないように……


ゆっくり、ゆっくりと外す


桃「…………っ!!///」


切れ長で、閉じられた目

スッと通った鼻

形の良い口


やば、かっこいい……///


途端。


パチッと目が開く


貴「覗き見してんじゃねーよ」


桃「わぁぁっ!?ごっ、ごめん!///」


貴「…別に良いけどさ。面、返して」


手渡そうとすると。


貴「…あ、悪い…そこ、置いてくれる?」


桃「あっ、うん」


お面を付けると、彼はボソッと…


貴「…恥ずかしいだろうが、…こっそり覗き見とかすんな」


お面のせいでその表情は分からない


桃「……照れてる?//」


貴「……照れてるよ、悪いか」


桃「…っ///」


私は、この日から毎日


Aのところに行くようになった


大好きだった


それは恋愛感情だ、と分かっていた


貴「……さつき」


桃「うん?」


貴「……お前、俺のこと好き?」


ある日言われた、一言だった

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777 - このマンガもってます!いい話ですよね!何度読み返しても泣きそうになりました;;夜兎さんの作品好きですよ! (2015年1月1日 21時) (レス) id: 302bf7736e (このIDを非表示/違反報告)
夜兎(プロフ) - 化け猫さん» 本家が神すぎて私の作品ゴミですけどね…コメントありがとうございます! (2014年12月27日 21時) (レス) id: fe82a00311 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - 本家も見ましたが…やはりせつなエンドは泣けますね!!とても面白かったです!!(≧▼≦) (2014年12月27日 15時) (携帯から) (レス) id: 3080fdb19e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜兎 | 作成日時:2014年12月26日 13時

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