16話 ページ18
自分が育った孤児院とその周辺くらいは覚えてる。
途中からコンタミさん達も合流するらしいから怪しまれないように。
無言でタッタと、早歩きで進んでいく。
「かわって、ないなぁ」
懐かしさが溢れてきて、なんだか心細くなった。
また、思い出してしまいそうで。
ぐっちのこととか、パパとママのこととか
?「やっほ、A」
?「どうしたの、急ぎなんじゃないの?」
懐かしげがある声が私の耳に入り込んだ
「コン、タミさん、レウクラウドさん、」
あの頃の友達だった。
cn「久しぶり。元気にしてた?とか言う余裕もないか。今は急ごう。」
「はい。」
なんとか、力を振り絞ることが出来た。
2人がいなかったら、心が折れていたんじゃないかって、少しだけ思った。
大体五分くらい経った頃、昔よく見ていた景色が見えた。
この近く、
あそこか、
少し古びた様子の茶屋。
私はドアをがちゃりと開けた。
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泡名井(プロフ) - いいすね...タイプの小説です。気長に待ってます。ファイお〜 (2023年1月31日 20時) (レス) @page5 id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒飴 | 作成日時:2023年1月30日 12時