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57.警察からの電話 ページ10

「…なら、お母さんが間違ってるなら
ちゃんと言わなきゃダメじゃん」




「え?」




「Aちゃんは喧嘩出来んのに、
お母さんと喧嘩してないじゃん

受け身の体勢になってるだけで、
その傷だって、反抗すれば
つかなかった傷でしょ?」









包帯の巻かれている部分に
優しく触れるマイキー。


反抗だなんて、考えたことのなかった神崎。


反抗すれば、さらに
母がヒートアップするのではないかと
毎回考えていて、結局何も出来ていない。









「そのお母さんに喧嘩売りに行こうぜ!!」




「え!?え、えっと……」




「まあ、今は少し待ってもらうけどね」









喧嘩売りに行こうぜと、
楽しく笑うマイキーは
やっぱり神崎をまだ家に帰さないよう。


それはきっと、千冬が絡んでいると
神崎は思った。









 









ブーッブーッ









 









「あ…ちょっと失礼します」




「ん」









神崎の携帯が鳴って、
マイキーに断りを入れると携帯を見る。


電話だったようで、
知らない番号に驚くがボタンを押して出た。









「…もしもし」




『あ!"神崎優里"様の
娘さんの携帯でお間違えないですか?』









突然、電話越しに
母の名前が出されて驚いた。


"はい"と答えながらも
誰だろうと考える神崎。









『警察のものですが…』




「ッ、けいさ、つ……」




「!」









神崎から出た言葉に
隣のマイキーもピクリと反応した。


目線を送るものの、
神崎はマイキーを見る余裕なんて無い。









「えっと、あの……」




『神崎Aさん、
あなたは 母親の神崎優里さんから
虐待を受けていたので間違いありませんか?』




「ッ!」




『神崎優里さん本人から
我々警察に電話があったんです_____』









 



















 









神崎は血相を変えて家を飛び出した。


それはマイキーも同じで、
彼はもう止められないと判断した。

それと同時に 警察からの電話ということは
緊急事態の為ということもあり、
神崎の家に行かなきゃ駄目という考えに至った


無防備に飛び出して走る神崎とは違って、

マイキーは自分のバブ(バイク)まで走ると
跨って、それを走らせた。

58.今までの謝罪→←56.好きか嫌いか、そんなの



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結祈華(プロフ) - あすか。さん» ありがとうございます!!えっ、これからもついてきて頂けるなんて…優しすぎません!!?嬉しすぎます…!!改めまして、読んで下さりありがとうございました!! (2021年10月7日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!!そうなんです。最初は更新ゆっくりだったのですが、そろそろ完結させたいなと思ったり…構想の方がパッと思い付いたので一気に更新してしまいました()こちらこそ、読んで頂きましてありがとうございました!!!!他のも頑張らせて頂きます! (2021年10月7日 0時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 完結おめでとうございます!!!これからも結祈華さんについていきます!! (2021年10月6日 21時) (レス) @page50 id: 6ad43bcb41 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 完結おめでとうございます…!私が見た時はあまり更新されていない?作品みたいだったので(多分)、更新されてしかも書くペースが速くてものすごく嬉しかったです(ToT)素敵な作品ありがとうございました!他のも楽しみに読ませて頂きます!!! (2021年10月6日 2時) (レス) @page50 id: 9cd12cdcb5 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - みーさん» わ、わ、どっちの作品も読んで頂けて嬉しい限りです!グダグダな部分多かったのですが、そう仰って頂けて私も泣きます()ゆっくりですが完結まで頑張らせて頂きますのでお付き合い、宜しくお願い致します! (2021年10月2日 23時) (レス) id: c15c2ccbb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年8月18日 23時

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