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rumor,37 ページ41

「ちょっとまて、オイ佐野
いつまでこの体勢なんだ」




「えー?…ずっと♡」




「馬鹿か あんたは 馬鹿なのか!?」




「だから…騒いだら見つかっちゃうよ?」









佐野の言葉に私は思わず押し黙った。


遠くに耳を澄ませてみれば、

"何か向こうから落としなかった?"
"気のせいじゃない?"

なんて、女子の会話が聞こえる。


私が黙れば佐野は楽しげに鼻で笑った。









「素直なAは可愛いね」




「ふざけんなっ、元はと言えばおまえのせい」




「オレのせい?
オレがおまえを抱きしめてるせい?」









何で意味が分かんないみたいな態度なんだ?


普通、男が女に抱きつくか!?

ましてや振った相手に抱きつきますかね!?


というか私は何で
振られた相手に抱きつかれてんだ?


………………あ、こいつは普通じゃなかったわ。









「男に免疫ないから照れてんの?」




「……照れてねぇよ、バカ」




「うっそだーっ♡」









何でこいつ、私が男に免疫ないの知ってんだ









「…佐々木サンにはいつも抱きついてんじゃん
オレだって良くない?」




「良くな_____………は?」









……何で、こいつ…
私が明那に抱きついたりしてる事知ってんの


確かに私は男とあんまり話さないし、
明那には良く抱きつく…ウザがられるけど


何で佐野は、私のこと知らないはずなのに
知ってんの









「……ねぇ、佐野…」




「…何?」




「佐野は、さ……
昨日、私と初めて会ったんだよね?

何でキミは、私のこと
前から知ってるみたいな言い方してんの?」




「………」









いやいや、無言!?そこ黙るとこ!?


そこで黙るのは怖いよ?
妙なホラー感出すな、アホ。


そんな佐野を怖がっていると
お腹に回っていた腕が解かれて
背後にいた佐野が立ち上がるのを感じた。


私は座ったまま、顔を上げてみれば
私を見下ろす佐野の顔が見える。


目が合うと佐野は私を見て笑みを浮かべた。


…佐野の目は、怪しく光ってるように見えて
そんな佐野を見た私は体が硬直した。









「オレ、やっぱおまえの事…______」




「…は?」




「またな、A」









座り込む私は置いてきぼりで、
佐野は微笑んだ後、先に図書室を出て行った

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ゴリラの娘です - え、めっちゃ好きです! (2021年10月14日 23時) (レス) @page50 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 唯ちゃん、、、、ドンマイ、、、←おい (2021年10月14日 23時) (レス) @page50 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
もんぶらん - 唯ちゃんが可愛すぎる…可哀想に思えてしまう (2021年8月25日 20時) (レス) id: bc8417bdd6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し14774号(プロフ) - 唯さんがほんといい子すぎて、、、佐野と幸せになってほしいなぁ、、、 (2021年8月25日 19時) (レス) id: f66a78d23d (このIDを非表示/違反報告)
初心 - 明那男説…() (2021年8月24日 23時) (レス) id: 59a2c15811 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年8月13日 16時

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