107.伏黒の部屋でピザ ページ43
〜no side 〜
釘崎「アンタ いつの間に
あのゴリラと仲良くなったのよ」
虎杖「いや 仲良くなったっつーか…」
伏黒がベッドで体を起こし、
目の前のピザを口に含んでモグモグしていた。
その両隣には 釘崎と虎杖が言い合っていた。
虎杖「記憶はあんだけど
あの時は 俺が俺じゃなかったというか…」
釘崎「何 アンタ酔ってたの？」
虎杖「釘崎は俺が あの状況で
酒を飲みかねないと思ってるの？
ショックなんだけど…」
ゴリラ……
それは、京都校の"東堂葵"のことだ。
虎杖「でもまぁ 伏黒の怪我が
大したことなくて良かったな
ピザも食えてるしなっ!!」
伏黒「いや
もっと消化のいいもん持ってきてくれ」
釘崎「でも…Aが心配よね……」
伏黒は目の前のピザを見て、
次に そう呟いた釘崎を横目で見た。
伏黒「…Aは、どうだったんだ？」
部屋で安静にすることを強要されている伏黒は
当然 Aのいる部屋には行けてないし、
Aの具合も見れていない。
すると、釘崎と虎杖は顔を合わせ
複雑な表情を見せた。
釘崎「今朝、目が覚めたみたい…でも……」
虎杖「吐き気が止まらねぇって…」
伏黒「………」
釘崎「家入先生がそう言ってきた…
だから、私達もAの様子はわからない…」
"満開"の術式の影響が
まだ出ているのだと事実を突きつけられ、
Aを あの場面で無理させたのは自分だと
責任を募らせていた。
虎杖「伏黒は、もう大丈夫なのか？」
伏黒「…あの時 呪力カラカラだったのが
逆に良かったみたいだ。
根を取り除いた時点で
家入さんの治せる程度だった」
虎杖「へー そういうこともあんのか」
釘崎「アンタ ソイツと闘ったんでしょ？」
伏黒「……虎杖」
虎杖「んあ？」
伏黒「オマエ 強くなったんだな」
ピザを口に入れようとした虎杖は
伏黒の顔を見た。
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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます！これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します！ (2021年2月2日 23時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…！いつも楽しみに読ませていただいてます！更新無理のないよう頑張ってください！！ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2021年1月18日 1時
