103.2人の背中 ページ35
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東堂「水瀬 術式を解け。
俺と
貴方「はぁ、はぁ…ッ…ゲホッ ゲホッ…」
2人の姿を見て、Aは術式を解いた。
呪霊についていた蕾と桜はパリンと消え、
Aは咳き込んだ。
伏黒「やめろ 虎杖!!
そいつは 俺達でどうこう______ゲホッ ゲホッ」
東堂「パンダ」
パンダ「あいよ」
背後からぬんっと現れたパンダの姿に
伏黒とAは驚いた。
東堂は横抱きしていた真希をパンダに託し、
パンダは左肩に真希を担いだ。
東堂「3人を連れて "帳"を出ろ
西宮曰く この"帳"は 対五条悟用で
俺達は問題なく出入りできる」
伏黒「待て!!いくらアンタでも」
虎杖「伏黒…______大丈夫」
虎杖『頼む』
少年院の時、伏黒は先に行けと行った 虎杖…
あの時の顔とは全く違う虎杖が、そこにいて
伏黒は目を見開いた。
東堂「気づいたようだな
羽化を始めた者に 何人も触れることは許されない
虎杖は今 そういう状態だ」
ギリッと、伏黒は歯を噛みしめる。
伏黒「次死んだら殺す!!」
パンダ「はーい 行きますよー」
虎杖「そんじゃ 死ぬワケにはいかねーな」
パンダは左肩に真希、右肩に伏黒を担ぎ
Aの元に来た。
Aは、右手をパンダに向けて
自分はいい平気だと答えた。
貴方「いくらパンダ先輩でも、
3人を担ぐのは無理だと思います…」
パンダ「でもな、Aもしんどいだろ?」
伏黒「……こいつ、"満開"を使ったんです」
パンダ「アレか!?…アレは使いこなせてないから
交流会で 使うなって話だったろ?」
Aは足に力を入れ、
口を手で押さえながらフラッと立ち上がって
ゆっくりと歩き出した。
「……A、体を貸して______
貴方が歩くより、私が動いた方が速い」
内からそんな声を聞いて、
Aはフラッと意識をなくした。
「そこのパンダ。私は歩けるし走れる。
だから、2人を抱えたまま走りなさい」
パンダ「………え、もしかして 透桜煙?」
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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます!これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します! (2021年2月2日 23時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…!いつも楽しみに読ませていただいてます!更新無理のないよう頑張ってください!! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月18日 1時