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94.虎杖と東堂 ページ15

〜no side 〜









東堂「いいスピードだ」









虎杖の膝蹴りを顔面に食らった東堂は

プッと口から血を吹いた。









虎杖「(マジか?結構いいの入ったろ)」









平然とする東堂に、虎杖は冷や汗を垂らす。




その時、ドッ ドッと

虎杖と東堂の周り……だけではなく、

あたりに桜の木が突然と生えた。









虎杖「(!A…)」




東堂「…ほぉ…これは、水瀬Aの術式か…」









"面白い"と呟きながら、東堂の体に

いくつかの花弁がジュッと音を立てて落ちる。




その花弁は、虎杖にとっては何ともない。




それは、Aが 敵か味方かで

花弁を調節しているのだろう。




本来、その花弁は 少し火傷する程の

熱を持っているはずだった。




けれど、それは

東堂には効かないということだろう。









東堂「俺には こんな花弁 熱くないぞ。

……さぁ お返しだ 1年。死ぬ気で守れ」









東堂は虎杖に拳を構えた。




虎杖は 東堂のその圧にぞくッとしながらも

腕を顔の前に出した。









虎杖「!」









同時に、虎杖の背後に立っていた桜の木から

花弁がドサッと散り、その花弁は

虎杖を守るように 虎杖の周りを舞った。




けれど、東堂は 虎杖を囲む花弁を

気にすることなく、虎杖に拳を振るった。




虎杖は後ろにバゴォッと吹っ飛ばされ、

木に背中を打ち付けた。









虎杖「(腕…あるな?ぶっとんだかと思った…

Aの花弁が無かったら

ヤバかったんじゃねェか?)」









虎杖は 自身の右腕を見るが

その右腕はビリビリと痛みながらも震えていた。




そんな虎杖を休ませる暇もなく、

東堂は続けて 虎杖の顔面をドゴォと蹴った。




何度も、何度も 何度も…______




………虎杖が寄りかかる木に

虎杖の血がべったりとついていた。




動かなくなった虎杖を見下ろす東堂は

手の動きを止めた。

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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます!これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します! (2021年2月2日 23時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…!いつも楽しみに読ませていただいてます!更新無理のないよう頑張ってください!! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月18日 1時

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