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貴方「…!あ、ご、めん……______!」
Aは、どうやらその行動を
無意識にしていたようで 咄嗟に手を離そうとした
けれど、伏黒はAのその手をギュッと握り
離れないように防ぐ。
伏黒「……俺の手が安心するって、
前に言ってただろ」
貴方「そう、だけど……本当にごめんね…
無意識に 恵の手を触ってて…」
伏黒「それは、無意識に
俺を必要としてくれたんだろ?」
貴方「!!?い、言い方………」
伏黒「俺は別にいい。
俺の手なんて、いつだって貸してやる…」
伏黒に手を握られている。
その手はとても心地良く、
Aの中にあった気持ち悪さや吐き気が
消えて行った感覚がした。
貴方「……明日、交流会 どうなるのかな…」
伏黒「…中止の可能性が高い…けど、
五条先生がいるから
俺たちに決めさせるとか言いそうだ…」
貴方「ふふっ、確かに…
私ね、好きなんだ…東京校の皆…
だから、その皆と一緒に何かするって
楽しみだったから…
交流会がもし中止になったら 悲しいかもしれない
……もちろん、そんな状況じゃないのは
わかってるけど」
伏黒「………お前は、そうだよな…」
伏黒は目を細め、優しく微笑んだ。
伏黒「早く治せ……交流会以前に、
俺は お前が苦しんでる姿を 見ていたくない…」
貴方「……でも、恵のおかげで
やっと治りそうだよ…」
伏黒「…?何か言ったか?」
貴方「ううん。何にも…」
クスリと笑うAを、伏黒は疑問に見ていた。
______やっぱり、恵は私にとっては"ヒーロー"だ。
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結祈華(プロフ) - もんもさん» もんも様、ご指摘頂きまして、ありがとうございます。そちらの方、訂正させて頂きました。いつも読んで頂いてるとのこと、とても嬉しく思います!!ありがとうございます!これからも更新頑張っていきますので、引き続き、宜しくお願い致します! (2021年2月2日 23時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
もんも(プロフ) - 92ページの真希さんのセリフが真衣さん表記になっていると思います…!いつも楽しみに読ませていただいてます!更新無理のないよう頑張ってください!! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 8019cb9777 (このIDを非表示/違反報告)
ぬひ - 控えめに言ってすき (2021年1月28日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月18日 1時