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貴方「ね、え………恥ずかしいんだけど…」
伏黒「俺はAの顔を見ていたい」
貴方「……………馬鹿」
伏黒「そんな顔で言われてもな」
恥ずかしさで、真っ赤になる顔で睨むA。
そんなAは、伏黒にとって全然怖くない。
ガチャ
五条「恵〜!A起きた……って、起きてる!!」
伏黒/貴方「「!!?」」
ノックもなしに、伏黒の部屋に
突然 五条が入ってきた。
驚いた反射で伏黒は手を引っ込め、
Aは体を起き上がらせ、扉の方を見た。
貴方「五条先生!!?」
五条「…うん!!五条先生だよ!!
A、体の方はどう?」
伏黒「…チッ」
五条「恵くん。どうしたのかな〜舌打ちなんて!!」
伏黒「わざとですよね」
五条「え〜 何が〜?」
ヘラヘラ笑って部屋に入る五条を
伏黒は鋭く睨みつけた。
五条「そもそも、僕が恵にAを頼んだんだよ
僕が来るのは 何もおかしいことじゃないでしょ?
油断してる恵が悪い」
五条は伏黒にそう言い捨てると
ベッドで伏黒と五条を交互に見るAに近づいた。
五条「君が"あそこ"に飛んできたのは
正直 僕も驚いたよ」
貴方「いえ…私も驚きました…」
五条「それに、
領域展開に反転術式も使ったって」
伏黒「!?領域展開に反転術式!!?」
貴方「…………………透桜煙のおかげですよ」
聞いていないぞ、と
バッとAの方を向く伏黒。
一方 五条は、
何か 勝ち誇ったような顔を伏黒に向けていた。
伏黒は、自分だけが知らない話を
五条とAでポンポン話すので、
気分が悪かった。
……Aが苦しんでいたことも、
五条は その内容すら知っているのだろう、と。
貴方「透桜煙の力がなかったら、
何も出来ませんでしたから______」
伏黒「あの______」
伏黒の低い声に、五条とAは言葉を止めた。
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月6日 0時