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81.遅い叫び ページ29

〜no side 〜









真人「次はアンタと戦わせようと思うんだ

今度は泣いちゃうかな?


現実と理想の擦り合わせができていない

馬鹿な子供(ガキ)共は」









真人は七海の首を掴み上げ、

校舎の壁に押し付けていた。









七海「それは違います。

彼は今まさにそのすり合わせの真っ最中

どちらかと言えば、馬鹿はアナタです」




真人「……でも、水瀬Aの方は

わからないよね?

君、さっき会ったばかりみたいだし」




七海「……確かに私は、彼女のことを知りません

でも私は、彼女の"情報"はよく知ってるんですよ

お喋りな人がいますからね」









 









 









五条『Aはね、凄いんだ』









 









 









五条が褒めるAの話を聞いてるうちに

五条がAに向ける気持ちにすぐに気付いた。









 









私は五条(あの人)を信頼してる。


だから、あの人が信頼してる水瀬さん。


私は同じように信頼します______









 









 









パリン









七海と真人の丁度真上から

窓を突き破った、虎杖とAがいた。









真人「(殺してきたか)」









そのまま虎杖とAは

七海を掴んでいた真人の腕を叩き落とした。




畳み掛けるように、虎杖と七海が続けて

真人を殴り続ける。




Aは、2人の息の良さがあり

邪魔をしないように横から見ながら構えていた。




何度も、何度も何度も……

七海と虎杖の剣や拳が連続で真人を襲う。




連発で真人はモロに食らっている。




一見すれば、意識が

飛びかけていると言っても過言ではない。




でも、真人の頭の中は 冷静に動いていた。




______何かを企むように。

・→←80.殺すこと



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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月6日 0時

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