79.真人 ページ26
〜no side 〜
呪霊の"真人"と虎杖は、
校舎内から飛び出して、グラウンドで戦っていた
真人は"魂の形を変え"、次々に攻撃をする。
虎杖の体は、真人が形を変えた 無数の鋭い針に
体は穴だらけになっていた。
虎杖は真人に"順平"を"改造人間"にさせられ、
更に "順平"を彼に殺され、怒りに震えていた。
虎杖の頭の中にあることはただ一つ。
______
七海「ここで確実に祓います」
虎杖「応!!」
虎杖はその数分後、合流した"七海建人"と共に
再び 真人に向かって行った。
真人はダンッと地面を蹴り、宙を舞う。
そしてピリピリと真人の体が変形する。
ジャゴッ
真人はウニのように 針を辺りに散らばせる。
でも、その針を七海も虎杖も冷静に壊していった
真人「(これ いいと思ったんだけどな
やっぱかわされたし…
かわされた後 強度の弱い端から削られる)」
七海「奴は形を変える直前」
虎杖「呪力のタメがある」
七海「よろしい」
真人は元の姿に戻ろうと、その姿を解く。
ドドッ
「「!!?」」
その場の誰もが驚いた。
上から、誰かが降ってきたのだから______
虎杖「!?A!!?」
貴方「……」
砂埃が風に流され、そこに立っていたのは
今 この場にいるはずのない Aだった。
七海「……彼女は？」
虎杖「俺の友達。同じ高専の1年」
七海「なぜここに？」
虎杖「いや…それは 俺も同じこと思ってて」
困惑する虎杖と七海とは違い、
真人はAの姿を見てニヤリと笑った。
思わずその不敵な笑みを見て
Aの背筋に冷たいものがゾゾっと走る。
真人「へぇ…俺に会いに来てくれたんだね。
歓迎するよ…______水瀬A」
貴方「………残念だけど、
私は貴方のことを知らない」
真人「そうだね。自己紹介をしようか。
俺は"真人"。宜しくね Aちゃん」
Aを見て笑う真人に、真人を見て睨むA。
2人の様子を冷静に、七海は見ていた。
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作者名：結祈華
| 作成日時：2021年1月6日 0時
