【呪術廻戦】ねむって "た" ひめ。３ (ページ15)

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貴方「ごめんね、恵……」

…______なんで、お前が謝るんだよ

伏黒「…………お前は何も悪くないだろ。

謝る必要なんて______」

貴方「でも、ね……考えちゃうんだ。

私が強ければ、あそこで恵を守れたのになって…

あの、東堂さん(?)が言うように

私にもっと時間があれば、その分特訓……

…ううん。それは言い訳だ…」

伏黒「……もう謝るな。謝ったら、

それこそ俺は許さないことにすぞ」

貴方「…でも」

伏黒「でもじゃねぇ」

貴方「…ごめ______」

伏黒「ん？」

貴方「………なん、でもない」

謝りたいのに、伏黒の圧に

Aは引き下がるしかなかった。

それでも、伏黒を見るたびに

頭から流れるかなりの量の血が

Aの心を痛めた。

伏黒の怪我を見て、自然とAの手が動く。

でもその前に、伏黒の指が

Aの頬に触れた。

伏黒が触れている部分が、

だんだんと熱くなる感覚をするA。

貴方「！」

伏黒「………お前に、怪我させた…」

貴方「恵のせいじゃ…」

伏黒「お前はあの場にいなかった。

関係ないことに巻き込んだんだ、俺は……

…でもな、元はと言えば

お前があそこで飛び出してくるから…」

貴方「だって、体が動いてたんだもん…

恵が怪我してるの見たら、尚更…」

伏黒「……」

貴方「私、恵を傷つける人がいたら、

どんな人でも許せないかもしれない」

シレッと伏黒に優しい顔で言うA。

　

　

______やっぱり俺は、お前が好きだ。

だから、諦められないんだ……

　

　

パンダ「おーい、お二人さん。

仲良くしてるとこ悪いが、早く医務室行くぞ」

狗巻「しゃけ」

パンダと狗巻に言われ、

伏黒とAは立ち上がって、歩き出した。