【呪術廻戦】ねむって "た" ひめ。３ (ページ18)

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家入「まぁ、あいつは

Aのことが好きだからね」

貴方「…………いつから、なんでしょうか」

家入「？」

貴方「硝子さんは、五条先生が私のことを…

その……す、好きなんだと、

知っていたんですか？」

家入「………あいつが、学生時代からだよ」

貴方「！」

家入「あいつがそこまで

一途だとは思わなかったし、

まさか、年齢がそこまで

離れてる歳下を好きになるなんて

予想外すぎて、まぁ笑ったよね」

…そんなに長い時間思っててくれたのは嬉しい。

けれど、そこまで思われていたのに…

何故自分は気づかなかったのか、

自分自身に少し苛ついた。

家入「Aもその時はまだ子供だったんだろ？

気づかないのも無理ないさ。

私にとってあいつはバカだけど

Aにとっては、"親切なお兄さん"な

存在なだけだったんだ」

貴方「………そう、ですね」

昔のことを思い出し、思わず微笑ましくなる。

昔のAは最初は警戒していたものの、

段々と五条が施設に来るたびに

喜んでいたのだから。

貴方「…私、五条先生のことは嫌いじゃないです

周りを良く見てるなって思いますし、

いざとなったら頼りになりますし…」

家入「いざとなったら、ね…言われてるぞ五条」

貴方「でも私、別の人のことも考えちゃって…」

ポツリと弱音のようなものを吐いたA。

家入は静かにAの話を聞いていた。

貴方「私、このままじゃダメなんでしょうか…

ちゃんと、気持ちに応えてあげないと______」

家入「焦ることはないよ」

家入は気がつけばAの頭に

ポンッと手を乗せていた。