54.合流 ページ6
〜no side 〜
秋葉原に着いたA達3人。
五条に案内されながら歩いていると
伏黒と虎杖の2人の背中が見えた。
2人は何やらこそこそ話していて、
伏黒は機嫌が良くなく、
虎杖は気まずそうにしていた。
"何かあったのだろうか"と思いながら
Aと釘崎は一歩足を踏み出そうとするが、
それより早く 五条が虎杖と伏黒の背後にいた。
虎杖「そ、そういや見失ったな、五条先生」
伏黒「そうだな、どうでもいいが」
……すぐ背後にいるのに、と思うAと釘崎。
2人は未だ、気付いていないようだ。
虎杖「い、いやー、
いったいどこに行ったんだか……」
五条「僕がどうしたって？」
虎杖／伏黒「「うわぁあああ!?」」
五条が突然声を発したことにより
虎杖と伏黒は声を上げて驚いた。
虎杖「ご、五条先生！
いつのまに後ろにいたんだよ……って、アレ
Aと釘崎までいるじゃん、なんで？」
釘崎「なんで？じゃないわよ コノヤロウ」
Aの隣にいる釘崎は、明らかに不機嫌だった
その理由の一番は、虎杖たちにあった。
虎杖と伏黒は、秋葉原で五条を尾行していた。
そのせいで五条がこちらに来てしまい、
せっかくの"アメ横"観光が
少し早めに切り上げとなってしまったのだ。
それともうひとつ、
"これから五条が行うこと"に対して
不機嫌さがマックスだ…
虎杖「えぇー…釘崎まで不機嫌なんだけど」
釘崎「そりゃ不機嫌にもなるわよ」
貴方「私としては、
恵が不機嫌なのが気になるけど…」
虎杖「あー、ちょっとな」
虎杖はやはり、気まずそうにそう答えた。
貴方「………恵、どうしたの？」
心配するAは伏黒に声をかけ、
その声に伏黒はようやくAと顔を合わせた。
…その時の伏黒は、一瞬目を見開き
驚いたように見えた。
伏黒「…………お前が、どうしたんだ…？」
貴方「え______」
釘崎「アンタたちが五条の周りを
ウロチョロしてたせいで……」
虎杖「あ、そういや五条先生は
今日 休みなんすか」
釘崎「無視すんなコラァ！」
虎杖と釘崎の声により、
伏黒とAの会話は そこで切れた。
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りん - とても素敵な作品ですね！引き込まれてしまいました！続き楽しみにしていますね！と (2021年1月4日 0時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い - とっても面白かったです！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: 887c034e86 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - 凄く面白いです！主様のペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 19時) (レス) id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
花 - めっちゃ好き泣 五条ちゃんに恵ちゃんとか最高すぎるぅぅぅぅこれからも応援してますファイト！ (2020年12月31日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2020年12月27日 13時
