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透桜煙と話したこと。
それは、"縛り"の内容も含まれる。
その内容までを五条に話したら、
彼はなんと言うか…。
五条「………何 話したの？」
貴方「………………"縛り"を交わしました」
言わないつもりが五条の圧に押され、
それに負けたAは口を開いた。
五条「……………内容は？」
貴方「…そこまで言わないとダメですか？」
五条「ダメ」
貴方「どうし、て______」
五条「だってA、危なっかしいから」
貴方「そんなことないと思います…けど…？」
五条「恵だって、思ってるはずだよ。
Aは危なっかしいって」
貴方「うっ……」
前、伏黒に心配された時のことも思い出し
何も返せなくなる。
五条「…Aはさ、ひとりで抱えるとこ、
昔からほんと 変わんないよね。
頼らなさすぎだよ？」
貴方「これでも頼ってるつもりで______」
五条「ダメ。もっと…甘えてよ
本音をさ、僕にぶちまけちゃってよ」
貴方「………」
Aは視線を下に落とすと
ベッドのシーツをギュッと握った。
貴方「……怖くないと言ったら、嘘になります」
五条「……」
貴方「私が死んだら透桜煙も死ぬ、
透桜煙が死んだら私も死ぬ……
そんな"縛り"を結んだんです」
なんとなく、五条は分かっていた。
透桜煙と"友達"になりたいと思ってるAなら
簡単に…その"縛り"すら交わしてしまうだろうと
優しくて、僕からいつも離れていくA…
君なら、そう言うと思ったよ______
実際、そう言って欲しくなかった…
でも、君は今 僕に"怖い"と本音を言ってくれた。
貴方「でもお陰で、死ねない理由が増えました」
五条「！」
貴方「私はもう逃げません。
透桜煙と"一緒"に、前に進むと決めました」
顔をあげたAは、真っ直ぐに五条を見つめ
決して 視線を逸さなかった。
______僕はね、君のそんな顔が綺麗で大好きで…
そんな顔で見つめられたら、どうにかなりそう…
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りん - とても素敵な作品ですね！引き込まれてしまいました！続き楽しみにしていますね！と (2021年1月4日 0時) (
レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い - とっても面白かったです！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: 887c034e86 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - 凄く面白いです！主様のペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 19時) (レス) id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
花 - めっちゃ好き泣 五条ちゃんに恵ちゃんとか最高すぎるぅぅぅぅこれからも応援してますファイト！ (2020年12月31日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2020年12月27日 13時
