57.4人合同の初任務 ページ14
〜no side 〜
あの日の休日から数日が経った。
伏黒がAに気持ちを伝えた後、
伏黒はもう遠慮することなく、
Aの隣にいた。
前とは違った伏黒の接し方に
Aは戸惑うばかりだった。
違う接し方と言っても、
それは悪い意味ではない。
むしろ、前よりも遥かに優しく
嬉しいものだった。
けれど、伏黒のその接し方に
Aの心臓は加速するばかりで
"心臓がもたない"と、Aは
いつも 恥ずかしがっていた。
…また、それは五条の態度もだった。
五条はあの日、自分が伏黒に向ける気持ちを
気づかせてくれた張本人。
教えてもらった時は苦しかったものの、
スッキリもしたし、五条には感謝…のはずだが
伏黒同様、何故か五条もAにべったり。
それはまるで、伏黒と五条の2人が
何か焦るように…競っているように見えた。
そんな日常が過ぎ、とある日
一年生4人に、とある任務が与えられた。
_________それは、4人が一緒の初任務だ。
伊地知「我々の"窓"が
呪胎を確認したのが3時間程前」
虎杖たちは 今回の現場である
少年院の建物前に立っていた。
そこには、呪術高専の補助監督である
"伊地知潔高"がいて、4人に現場の説明をする。
"窓"というのは、術師ではないが
呪いを視認できる高専関係者のことだ。
伊地知「避難誘導 9割の時点で
現場の判断により施設を閉鎖。
「受刑在院者 第二宿舎」
5名の在院者が 現在もそこに
呪胎と共に取り残されており
特級に相当する呪霊に成ると予想されます」
"特級"。
その言葉を聞いて、A 伏黒 釘崎は息を飲む。
虎杖「なぁなぁ 俺 特級とか
まだイマイチ分かってねぇんだけど」
更に、虎杖のその言葉を聞いて
釘崎は口を半開きして呆れた顔をした。
貴方「まぁ…五条先生、
そういうの説明しなさそうだから…」
伏黒「仕方ない…で、今回の場合はすまないな」
貴方「…確かに。いきなり特級か…」
532人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん - とても素敵な作品ですね!引き込まれてしまいました!続き楽しみにしていますね!と (2021年1月4日 0時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い - とっても面白かったです! (2021年1月3日 9時) (レス) id: 887c034e86 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - 凄く面白いです!主様のペースで更新頑張ってください! (2021年1月2日 19時) (レス) id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
花 - めっちゃ好き泣 五条ちゃんに恵ちゃんとか最高すぎるぅぅぅぅこれからも応援してますファイト! (2020年12月31日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結祈華 | 作成日時:2020年12月27日 13時