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森羅「(怪我人の避難が最優先だ…
Dr.ジョヴァンニを引き離して…)」
ジョヴァンニ「あくまで怪我人を守るつもりか?
我々の目標はお前だ…
自分の心配をしたらどうだ」
ジョヴァンニの言葉に森羅は驚く。
まるで、考えが読まれたかのようだったのだ。
森羅「(俺のスピードなら
一気に距離を詰めてぶっ飛ばせば…)」
ジョヴァンニ「いくらスピードに
自信があるからといっても
ただ突っ込むだけではなァ…」
森羅「!?」
完全に、考えが読まれていた。
その理由は"ヘアペンシル"だった。
オスの蛾のみが持つフェロモンを司る器官で、
その機能を元に進化させ、
人間の感情や心理を読み取ることができるらしい
ジョヴァンニ「お前のことはわかるぞ…
虫の知らせとでも言っておくか」
森羅「なん なんだ…"蟲"…"蟲"ってなんだよ」
ジョヴァンニ「聞いたことがあるだろう。
"蟲"が隕石に付いた卵から飛来した
地球外生命体という説を。
その説の通り "蟲"は地球上の生物ではない。
だが隕石などではない。"アドラ"の生命体だ。
"アドラ"出身の"蟲"と人間が融合すれば
"アドラ"に近づけると実験を進めたのだ」
森羅「その身体…まさか 自分を使って
"蟲"と"アドラ"の親和性実験をしたのか!」
ジョヴァンニ「焦らずとも見せてやる!
実験の成果を!!」
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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年11月9日 1時