【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。１３ (ページ2)

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253. 大丈夫ですよページ2

～no side ～

第8特殊消防教会へ戻ると

アイリスはザパッと水を被り禊をしていた。

アイリス「(こんな雑念があっては…)」

いろんな思考を振り払うように

祈りに集中をするアイリス。

・

アイリス「……」

禊を終え、アイリスは目を開ける。

白いローブを羽織ると、笑顔で後ろを振り向いた

アイリス「Aちゃん、どうしたのですか？」

後ろにはAがいたのだ。

Aはアイリスの禊が終わるのを

静かに待っていた。

貴方「…アイリス」

アイリス「はい？」

貴方「大丈夫……？」

アイリス「！」

貴方「……じゃ、ないよね…」

アイリスの様子がここ最近おかしいことに

Aは気づいていた。

祈りに集中できていなかったり、

笑顔がぎこちなかったり、

何かを悩んでいるように見えた。

アイリス「…Aちゃん

心配をかけてしまいましたね…

でも私は大丈夫ですよ」

貴方「……………そっ、か…」

アイリスが自分に心配しないように

ぎこちない笑顔を向けた。

貴方「…ごめんね、引き止めちゃった…

この後、洗礼教会だよね…

途中まで見送ってもいいかな？」

アイリス「はい!!嬉しいです!!

ありがとうございます」

アイリスは鎮魂器具の洗礼のため

洗礼教会に行く予定だったのだ。