【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。１１

218. ここからは乱暴に ページ27

〜no side 〜




一方、リヒトは自室でパソコンに向き合っていた




パソコンの画面には数列が並ぶ。









リヒト「間違いない！

アーサー君の言ってた通りだ

あの御神体にあった数列は円周率！」









リヒトはニヤリと笑みを浮かべていた。









リヒト「でも 円周率と"天照"にどんな関係が…」









リヒトは椅子から立ち上がると窓の方へ歩き

ガラッと窓を開けて、外の景色を眺めた。









リヒト「聖陽教の聖典なんて全部嘘っぱちだ。

この国の発展も 全て仕組まれたものにすぎない」









リヒトは"楽園"でオグンとパーンが

話していた会話を思い出す。









・









オグン『今回の調査結果が明るみに出たら

東京皇国という国が揺らぎますよ』




パーン『わかってる…

情報の扱いは慎重にしないとな』









・









リヒト「残念ながら この国は変わらないだろうな

今回の話ももみ消されてお終いだ。

消防隊でできるのはここまでか」









リヒトは左手で頭をかいた。









リヒト「ここからは乱暴にいきますか」









そう呟いたリヒトは再び不敵な笑みを浮かべ

ガラガラっと窓を閉めた。









・









その日の夜、雨が降る浅草で_____









紅丸「物騒な話じゃねェか…

聖陽教にお礼参りだと」




ジョーカー「面白そうだろ？」









第7特殊消防隊詰所に 紅丸とジョーカーがいた。




この2人が後に、皇王庁を襲撃するなんて

今はまだ誰も知らない。

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