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210.1秒の加護を… ページ15

〜no side 〜




貴方「…また"アドラリンク"……」









Aは真っ黒の"異界(アドラ)"の中に立っていた




そして、目の前には…_____黒い女がいた。









貴方「……貴方が、

スコップたちが話してた女性ですね」









女はそれを肯定とするかのように

真っ直ぐにAを見ていた。









貴方「"森を守って"…貴方はそう言いました。

そして、森羅たちは 今"鬼"に苦戦しています。

貴方から森羅に 力を与えることは出来ませんか!?」









森羅を助けてほしい、

そのことを口にすると、女は口を開いた。









「貴方と同じような呼びかけを

その彼からも 言われています」









それは、森羅も今現在

黒い女に呼びかけていたということだ。









「ですが 私にはもう…

この森を保つ力しか残っていません…その彼に

"アドラ"の加護を充分に与えられない…」









"アドラ"の加護…

森羅は、伝導者の加護のような力を

黒い女の人に求めているのだと Aは理解する









「加護を与えられても1秒…

そんな無意味な加護で…

彼の呼びかけに応えることはできません…」









謝罪の気持ちが含まれた声色に

Aは黒い女を真っ直ぐに見る。









貴方「……森羅なら…森羅なら、やります!!」









Aは自信があるかのように

声を張り上げて伝える。









貴方「森羅ならやってくれます!!

だからどうか、1秒の加護を…

森羅の呼びかけに 答えてあげてください!!」




「…………わかりました」









Aの必死な声が届いたのか

女はそれだけを言い放ち、次の瞬間

"アドラリンク"は終わっていた。




気づけば、自分は座り込んでいて

隣にはアーサーがいるのに気づく。









アーサー「A!!」




パーン「大丈夫か!?」




貴方「…はい…」









Aは アーサーに握られている手に力を入れる。









貴方「(森羅…お願い…任せたよ)」

211.とんでもない爆発音→←・



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ゆいにゃー(プロフ) - ゆめのさん» ゆめの様、コメントとご意見をありがとうございます。甘さが足りないこと お詫びします。甘さや絡みを増やしたいのですが、語彙力とストーリー制作が上手くいかず 書けておりません。甘さがない作品となってしまい、申し訳ありません。 (2020年10月31日 14時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの - 甘さが足りない… (2020年10月31日 13時) (レス) id: 08eef419c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいにゃー(プロフ) - あおりさん» あおり様、素敵なコメントをありがとうございます!!長いにも関わらず ずっと読んでいただけているなんて嬉しすぎて手が震えております…。コツはないのですが、大好きで書きすぎちゃってるだけですよ!本当はもう少しまとめたいのですが…(ボソッ) (2020年10月27日 21時) (レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
あおり(プロフ) - 続編おめでとうございます!1からずっと読ませていただいています!こんなに長く続けさせられるコツとかって、あるんですか?(私も炎炎ノ消防隊の夢小説書いてるので!)お気に入りもしました! (2020年10月27日 17時) (レス) id: a183b3bfa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年10月26日 23時

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