【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。9 (ページ4)

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164.巨大"焔ビト"…あの時のページ4

～no side ～

貴方「"焔ビト"の出現は上野区…

そこに近い渋谷区繁華街には

外出中の森羅たちがいます」

桜備「それなら、森羅たちがすでに

住民の避難誘導を始めてるだろう」

火縄「"巨大焔ビト"…あの時のがまた…」

"あの時"…

それは森羅、A、アーサーが

第1へ潜入し、烈火星宮と戦闘した時のことだ。

同時刻、それぞれの各隊の管轄地に

大きな"巨大焔ビト"が現れたのだった。

・

『全消防隊の管轄地にも突然

同様の"焔ビト"が同時発生した模様!!』

・

Aは、以前リィとカリムの無線から

聞こえた声を思い出す。

貴方「桜備大隊長たちは

以前 "巨大焔ビト"を鎮魂したんですよね…」

桜備「あぁ…簡単じゃなかった。

休暇を満喫する森羅たちには悪いが、

あの4人にも出動してもらおう」

火縄「A、アーサー

2人は先に現場で向かってくれ。

俺たちはマッチボックスですぐに追う」

貴方／アーサー「「了解」」

2人は防火コートを身に纏い、外に出る。

Aは大きな火楽を手のひらから作り出す。

貴方「アーサー、乗って」

火楽に乗るAはアーサーを誘導した。

アーサーはAの後ろに乗り

Aのお腹に手を回した。

貴方「しっかり捕まってて」

火楽は大きな声でひと鳴きすると

翼を羽ばたかせて飛び出した。

火楽の炎の温度を、

アーサーは熱いと感じていなかった。

火楽は、アーサーには気を許していた。