【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。9 (ページ26)

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オグン「……違う…これは…捗っているんです…」

パーン「!!あのいつもの騎士ごっこか！」

貴方「騎士…ごっこ？」

オグン「何かこいつの内で

イメージがわいているようです。

しかしこいつはいつも以上のバカ面…

これは相当捗っていますよ…

一体何がきっかけで

そんなスイッチが入ったんだ？」

森羅がバッとその場から跳び上がり

アーサーに足を振りかざした。

その足をアーサーは左腕で防いだ。

貴方「アーサーの、目つきが違う…」

いつもよりも少し雰囲気の違うアーサーに

Aは内心ドキッとしていた。

自分の足を防がれた森羅は

続いて背後に回り込み、拳を振るった。

だが、それもアーサーが華麗にかわす。

森羅はタッと地面に手をつき、

そのまま足から炎を出し、アーサーに向ける。

アーグ「"アドラバースト"!!」

次の瞬間、グイッとアーサーは

アーグの胸ぐらを掴み、自分の前に差し出した。

アーサー「"フォースシールド"」

アーグ「あいぃいい～!!」

アーサーはアーグを盾として扱っていた。

アーサー「"シールドバッシュ"!!」

アーグ「グェッ」

アーグ越しに森羅にドンっと拳を入れると

森羅は後ろに吹っ飛ばされた。

パーン「ピピー!!

アーサー!!お前大隊長をなんだと思ってるんだ!」

アーサー「いいぞドエムーの大盾」

アーグ「こんなのは・じ・め・て♡」

パーン「大隊長も喜んでんじゃないよ!!」

アーサーの盾となるアーグは

森羅の足の炎をガガガッと顔面に食らう。

パーン「2人とも訓練校にいた時とは別人のようだ

アーサーの強さは

プラズマの性質が理由だったか…」

オグン「はい！アーサーの能力が

かなり特殊なものなんで

学生の頃バカなアイツの代わりに

色々調べてみたんですけど

ヤツの状況によって強さが上下する特徴が

プラズマの性質と

よく似ていることがわかりました」