【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。9 (ページ25)

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オグン「嘘だろ…速すぎて見えない…」

いつの間にか、そんなオグンの前に森羅がいて

オグンは腹をゴッと蹴られた。

オグン「ゴホッゴホッ」

オグンは腹を抱えて咳き込む。

パーン「筋力向上の笛をかけて

耐久度は上げてやったぞ」

オグン「それでもクソ痛ェです…」

アーグ「ずるいのォ～」

森羅は続けて、Aにも"ラピッド"を使う。

Aは何とか反応し、

火楽の鳥を咄嗟に作り出して防いだ。

アーサー「これが"ラピッド"か…

実際に受けてみると反応はできても

体が追いつかねェな…

だが、さすが俺の姫だ!!炎で立ち向かえていた！」

貴方「距離をとらせただけで何も出来てないよ

アーサーの言う通り、体が追いつかない…」

オグン「かなり厄介だな」

パーン「3人とも強化付加(バフ)と回復は

俺に任せて攻撃役に集中しろ！」

オグン「シンラの機動力に対抗するために

役割分担(パーティー)で戦うぞ！

俺たちで前衛をやる！わかったなアーサー A!!」

貴方「わかりました」

返事をするA。

だが、アーサーはオグンの言葉が届いておらず

ポカンとした顔をしていた。

アーサーの頭の中で、

"強化付加バフパーティープレイ DPS"

と言う言葉が回っていた。

オグン「アーサー？」

貴方「？」

アーサーの頭の中は、イメージが膨らんでいた。

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パーン『SSR

吟遊詩人パーン魔笛で戦士を鼓舞する！』

オグン『SR

闘士オグン村の皆の仇を討つ!!』

アーグ『C

ドワーフ族が作りしドエムーの盾じゃ』

貴方『UR

皆を絶対に守って見せます!!』

帽子とマントを羽織り笛を吹くパーン、

闘士の格好をするオグン、

アーサーの持つ盾になるアーグ、

スカート丈が少し短い姫の格好のA、

魔法使いのような格好をするアサコ、

そして自分は騎士の格好をするアーサー。

オグン「行くぞ騎士王!!」

アーサー「あぁ姫を守り、サタンも討つ！」

森羅は空を飛ぶ悪魔に見えていた。

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パーン「アーサー!!急にどうした…

様子がおかしいぞ…」

オグン「………」

アーグ「他の者と同じく操られたか？」

貴方「というよりも、いつものアーサーより

アーサーっぽいというか……」

様子のおかしいアーサーに皆が戸惑った。