【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。9 (ページ20)

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172. 消してやる…全部ページ20

～no side ～

あれからさほど時間が経っていなく

3人で歩いている時

貴方「…え？」

パーン「119？」

A、パーン、アサコの前に 119の３体が現れた。

119の中には第4の隊員が入っているのだろうか。

パーン「どうしてこんなところに_____」

ヒュッ

119はAたちを突き飛ばし

素早い動きで走って行った。

アサコ「きゃあああなんとぉー!!」

アサコの悲鳴が上がる中、

Aは119が走って行った方を向く。

貴方「あっちは森羅とアーグ大隊長のいる部屋」

パーン「あの119…様子が変だ行くぞ」

Aたちはその場から引き返し走り出す。

ドドッ

森羅たちがいる部屋の前が見えてくると

扉から勢いよくアーグが

吹っ飛ばされていた姿をとらえた。

アサコ「おじい様!!」

パーン「ピッ！」

貴方「アーグ大隊長!!」

3人は倒れて座り込むアーグへ駆け寄った。

アーグ「しかし…一体何が…？」

開いた扉から部屋の中を見ると

そこには119の３体とどこか

様子のおかしい森羅が向かい合っていた。

アーグ「君は、日下部君と同じ

"アドラバースト"を持つ赤翼君だね」

貴方「は、はい！」

パーン「様子のおかしい隊員がこちらに!?」

アーグ「あぁ…日下部君もだ…」

アサコ「シンラさんまで…

みんなどうしちゃったんですか」

アーグ「まるで何かにとり憑かれたようだ…」

貴方「何かって一体…_____!!」

『ふふっ』

その時、Aの頭の中に

先程"アドラリンク"で見えた

金髪の女性を思い浮かべた。

貴方「(あの時感じた憎悪が…

森羅から伝わってくる…!?)」

ジジーっ

「殺せ殺せ全て燃やせ…」

貴方「！」

再び "アドラリンク"を起こしたA。

だが、何かに妨害されているように

"アドラリンク"は一瞬しか起こらなかった。

その一瞬でわかった。

_____森羅に、あの女性がとり憑いてると。