【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。9 (ページ17)

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オグン「こいつ友達がいないから

俺とアーサーが仲良くしてやってたんですよ」

森羅「アーサーが友達なワケねェだろ」

オグン「はいはい」

森羅とオグンの楽しげな顔に

Aは微笑ましく見ていた。

そんなオグンの目が、Aを映した。

オグン「俺はオグン。宜しくな！

シンラと同じ第8だよな？」

貴方「あ、はい。A赤翼と言います。

宜しくお願いします」

オグン「そんな硬くなくていい、敬語もいらない

礼儀正しい子だな…シンラの彼女か？」

森羅／貴方「「え」」

2人は同じように戸惑い、

森羅は焦って説明をした。

森羅「ち、ちげェよオグン

そもそもAには、アーサーがいる」

オグン「アーサー!?

あいつがこんな良い子と付き合ってる!?」

森羅「あぁ。俺も未だに信じられない」

その会話でアーサーがすごく

馬鹿にされていることは Aにもわかった。

オグン「……」

オグンはAの肩に手を置いた。

オグン「アーサーを頼んだ A」

貴方「う、うん？」

なんとなくうなずいたAだった。

パーン「ピッピッピーピピッピー」

オグン「あ、2人とも悪い」

パーンの笛の音が聞こえると

オグンはすぐに皆のところへ戻った。

オグン「次は腹筋百回始め！」

森羅「そうそう簡単な指示は通じるんだよな…」

皆に指示を出すとオグンは森羅の元に戻って来た

オグン「第8でうまくやってるみたいだな」

森羅「お前もな！」

パーン「ピッピーピッピー

ピーピーピーピッピピーピーピー」

森羅「パーン中隊長が

案内してくれるらしいですよ！

お世話になります」

貴方「お、お世話になります」

アサコ「よくわかりますね…」

慌てて頭を下げるA。

頭の中では笛でわかる森羅すごいと思っていた。