170. 俺とアーサーが仲良くしてやってた ページ15
〜no side 〜
アサコ「お会いするのはあの日以来ですよね。
きちんと挨拶をしていませんでした…
第6の中隊長をしています アサコ・アーグです」
貴方「第8の二等消防官 A 赤翼です。
今日は、宜しくお願いします」
次の日、森羅と共に第4を訪れるA。
そこで、同行をしてくれる
アサコ・アーグに Aは挨拶をした。
2人の面識は 森羅の手術をした日のみで
きちんと挨拶は交わしていなかったのだ。
第4特殊消防所の
特殊消防官訓練学校内を歩く3人。
森羅「懐かしいなぁ…」
森羅は懐かしむように あたりを見回していた。
アサコ「日下部さんも通ってたんですよね」
森羅「つい この間までいましたよ」
アサコ「ということは 第4には？」
森羅「入ったことはないですね」
貴方「でも森羅、緊張とか全然してないね…
私は緊張しちゃって」
森羅「そんなことないよ。
俺もこう見えて 少し 緊張してる」
アサコ「第4は 一般消防隊を
始まるとする組織なので
聖陽教や皇国軍 灰島重工に比べ
特殊消防隊の配備は遅れましたが
一番 消防隊らしい隊ともいえますね」
森羅「自分も訓練校の出なので
第4に入るものと思ってたんですけど
第8に配属されて びっくりしちゃいました」
アサコ「がっかりしちゃいました？」
森羅「いいえ。第8でよかったです!!」
森羅の迷いのない答えと笑みを見て
Aもニコリと笑った。
貴方「(私も、第8でよかった)」
・
訓練校の内部の奥へ入ると 笛の音が聞こえてきた。
森羅／貴方「「失礼します！」」
アサコ「訓練中にごめんなさい！」
そこには ひとりの金髪の男と
その下では隊員たちが腕立てをしていた。
「そのまま腕立て百回 三セットだ！」
男は指示を出すと 視線をこちらに向けた。
森羅「！パーン教官！」
パーン「久しいな 日下部」
森羅は目を見開き、どこか嬉しそうに声をかけた
森羅「すみません
ここではパーン中隊長でした…」
パーン「問題児が第8で
うまくやってるようだな。君は……」
貴方「！はい！第8特殊消防隊 二等消防官
A 赤翼です!!」
パーン「あぁ。
アーグ大隊長からも話は聞いている。
あまり硬くなるな」
パーンはそう言うが、
Aは簡単に力を抜くことなんて出来なかった
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年10月15日 0時
