86. お前が大隊長ならそうするか ページ8
〜no side 〜
「今日の作業は終わりだー」
「第8の隊員もありがとな!!助かったぜ」
桜備「いえいえ」
陽が落ちてきて 今日の作業を終えた皆。
その時、部屋で
紅丸は紺炉の"手当て"をしていた。
紺炉は自分に巻かれた包帯を取り、
紅丸はタオルを濡らしていた。
紺炉「わざわざ 若がやらなくても」
紅丸「若い衆は ようやく一息ついてんだ。
俺にも こんくらいやらせろ」
紺炉「すんません………」
紅丸「抑制剤も少なくなってきたな
灰島に発注しとかねェと…」
そう言いながら紅丸は
紺炉の背中へ ぴとっと貼り薬を貼った。
貼ったのと同時に紺炉がピクリと動く。
紅丸「痛むか…？」
紺炉「いえ…ひやっとしただけです」
紅丸は視線を下に向けながら呟いた。
紅丸「本当は 紺炉…お前が大隊長に
なるはずだったのにな…」
紺炉「ここは 荒くれ共の集まる第7です。
戦えない奴に大隊長なんざ務まらねェ」
部屋の空気が重いその時、
カララ
部屋の引き戸が開かれて
そこから2人の小さな子供が入ってきた。
「「わー!!」」
2人の名は "ヒナタ"と"ヒカゲ"だ。
ヒカゲ「コンロー!!」
ヒナタ「わかー!!」
とたたと走る2人の後ろを追うように
森羅も部屋に入ってきた。
森羅「オイ…待て…」
紺炉「ヒカゲ ヒナタ なんだ どうした？」
ヒカゲ「あのクソボウズがヒカ・ヒナを
喰っちまおうと追ってくんだよ
マジ フザけてやがるぜ」
森羅「鬼ごっこしてやってんのに
クソボウズだとコノヤロー
もう炎の
紺炉「炎の
ヒナタ「あいつ 足から火を出してすげェ
クルクル回りやがんの バカみてェー」
森羅「あれはブレイキン！
ブレイクダンス！
バカじゃなくて カッコいいやつなの!!」
紅丸「ハッ ガキが」
紅丸の笑みと言葉に
森羅は恥ずかしそうに頬を赤らめる。
紺炉「悪ィな 第8の…
修理を手伝ってもらうばかりか
チビ2人の面倒まで」
ヒカゲ「チビじゃねェー つぶすぞコンロー!!」
森羅「あ…いえ…子供の相手するの
嫌いじゃないんで」
ヒナタ「子供扱いすんな つぶすぞシンラー!!」
森羅はそう言いながら
紺炉の身体の傷が目に入った。
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ゆいにゃー(プロフ) - 菫さん» わ、わ、素敵なコメントありがとうございます!!そして、こんな自己満作品をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます！嬉しい限りです!!これからも頑張って書いていくので、宜しくお願いします(^^) (2020年9月27日 23時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - いつも、楽しくこのお話を読んでます！これからも更新頑張って下さい(*´∀｀)♪応援してます!! (2020年9月27日 21時) (レス) id: ad094d6d8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月27日 15時
