102. 破壊することしかできねェ ページ41
〜no side 〜
紅丸「……名前もわからねェが せめて一思いに」
紅丸は橋の上に立っていて
目の前には一体の"焔ビト"がいた。
紅丸は右手を構え "焔ビト"に向かって一撃いれた
紅丸「よく頑張ったな…」
倒れた"焔ビト"にさらに一撃入れると
"焔ビト"は灰となった。
少しその場でじっと立っていると、
「きゅいいいいっ」
紅丸の前に小さな炎の鳥が現れた。
紅丸「…お前、Aの…」
「きゅいいっ」
まるで、紅丸を誘導するかのように飛ぶ火楽。
紅丸「…なんだ？…！
お前、まさか俺を紺炉のところに
連れて行ってくれるのか？」
火楽は何も答えずに空へと飛んでいく。
そして 振り返って紅丸を見た。
紅丸「…ハッ 早く来いってか…
…わかったよA。ついてってやる」
紅丸の目が赤く光る。
すると、纏が紅丸の手に飛んできた。
纏の布には炎が着火させてあり
紅丸は纏に乗って空へと飛んだ。
火楽についていくと、ついた先はヤグラだった。
そのヤグラには 紺炉と桜備と火縄がいた。
紺炉「！紅！捜してたんですぜ！」
ヤグラへ着くといつのまにか火楽は消えていた。
紺炉「町が混乱して収拾がつかねェ!!」
紅丸「ああ！俺もだ！
"焔ビト"も町の喧嘩も増える一方だ!!
そこら中で勘違いしてて
何がなんだかわかりゃしねェ」
紅丸は纏から降りるとヤグラの柵へ足を乗せた。
紺炉「顔を変えられる敵がいるようで…
若が彼らを見間違えたのも
誰かが そっくりに化けてたんじゃないかと」
紅丸「たしかに
そんな奴がいたとすると合点がいく
だったら それを町の連中に教えてやれ!!
あいつらは 今 混乱の真ッただ中だ
お前じゃねェと聞く耳持たねェ!!」
紺炉「それは 俺の役目ではないですよ…」
紺炉はヤグラから町の景色を見た。
紺炉「今の浅草を見てください。大混乱だ…
みんな待ってんだよ…
この混乱をまとめられる でっけェ男をよ!!」
紅丸「ああ!!だから ここに来た。
Aが俺に寄越した鳥も ここに案内したんだ。
混乱してるからこそ 紺炉のような
冷静な判断ができる奴の言葉が必要なんだよ!!」
紺炉「若…まだそんなこと言ってんのか…」
その時、ヤグラの下から声がした。
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ゆいにゃー(プロフ) - 菫さん» わ、わ、素敵なコメントありがとうございます!!そして、こんな自己満作品をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます！嬉しい限りです!!これからも頑張って書いていくので、宜しくお願いします(^^) (2020年9月27日 23時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - いつも、楽しくこのお話を読んでます！これからも更新頑張って下さい(*´∀｀)♪応援してます!! (2020年9月27日 21時) (レス) id: ad094d6d8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月27日 15時
