・ ページ30
・
紺炉「…ありがとよ お前の気持ちは受け取った。
お前にとって大事なモノができるまで
頼りにするよ」
森羅「大事なモノ…」
紺炉は森羅の肩にとんっと拳を置いた。
紺炉「Aも悪ィな。
お前の前で 命の話をするんじゃなかった」
貴方「…いえ。私も少し前までは
自分の命なんて安いと思ってましたから…
でもそれで、自分を守ろうとして
誰かが傷つくのを見るのは 嫌なんです。
紅丸さんだって、守るために紺炉さんが傷ついて
嫌だったと思いますよ」
紺炉「Aのことも頼りにしてるぜ」
紺炉はAの頭を強く撫でた。
紺炉「だが、シンラにも言ったが
大事なモノができるまでだ」
Aも森羅同様に少し悩む顔をした。
紺炉は布団から起き上がり、着物を整えた。
紺炉「話に付き合ってもらってる間に
気分もよくなった！いつまでも寝てらんねェ」
桜備「先程 新門大隊長が
町へ聞き込みに行かれましたが
我々も 調査に協力するわけにはいきませんか？」
紺炉「構わねェよ
俺が ついていってやれば問題ねェだろ」
紺炉に続くように
第8は詰め所から出ようとしていた。
その時、Aの視線にふとアーサーが入る。
貴方「(…大事なモノ…)」
アーサー「…？A どうかしたか？」
貴方「！ううん！なんでもない。行こう」
すると、アーサーがパンっと
Aの腕を掴んだ。
アーサー「俺が守るから
不安なことなんてないぞ」
Aの顔はみるみるうちに赤くなっていた。
アーサーから顔を逸らし、
何とか平然を保とうとする。
アーサー「…ふッ 顔が赤いな」
貴方「っ!?ア、アーサーのせいだもん…」
少しムスっとしたAが愛おしくて
アーサーは腕を握る手に力を込め
足を動かしてAを引いて歩いた。
貴方「？アーサー…？」
アーサー「…俺から離れるなよ」
アーサーが何を思ったかはわからない。
ただ、外が大変なことになっているのを知るのは
数秒後だった____。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいにゃー(プロフ) - 菫さん» わ、わ、素敵なコメントありがとうございます!!そして、こんな自己満作品をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます！嬉しい限りです!!これからも頑張って書いていくので、宜しくお願いします(^^) (2020年9月27日 23時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - いつも、楽しくこのお話を読んでます！これからも更新頑張って下さい(*´∀｀)♪応援してます!! (2020年9月27日 21時) (レス) id: ad094d6d8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月27日 15時
