90. 浅草から出られると思うなよ ページ16
〜no side 〜
桜備と火縄は町を全速力で走っていた。
2人を追うように、逃げた道からは
爆発がドシッと起きていた。
まるで 爆発が追ってきているようだ。
火縄「大隊長が第7の大福 食べるからですよ!!」
桜備「たったひとつだぞ!?」
2人を追うのは…
桜備「なんなんだいきなり…なぜ襲ってくるッ!?
怒りすぎだろ!?」
炎と煙の中から現れた紅丸だ。
紅丸「殺す」
紅丸の殺気だった顔と声に
桜備と火縄は足を止めて振り返っていた。
森羅「大隊長!?」
その場に 森羅ひとりが真っ先に駆けつけていた。
桜備「どうしたんです!?」
紅丸「うるせェ
てめェら ただで浅草から出られると思うなよ」
紅丸の目が赤く光る。
能力であたりにある植木鉢やハシゴ、街灯などに
炎を着火させ、そのまま桜備と火縄に放った。
「「うぉわ!!」」
2人は爆風の勢いで後ろに転んだ。
「若!!どうしたんですか!?」
紅丸「こいつらの魂胆は この町をめちゃくちゃに
することだ！騙しやがって!!」
「ど…どういうことッス!?」
駆けつけた第7の隊員はもちろん
紅丸のその言葉に困惑の空気が渦巻く。
紅丸「勘太郎を"焔ビト"にしたのは 第8だ!!」
桜備「俺たちが"焔ビト"にしただって!?
新門大隊長 あなた何を…!?」
紅丸「しらばっくれるな!!」
紅丸は おけに火をつけ 右手で浮かす。
紅丸「俺は この目で見たんだよ」
その火のついた おけを
再び桜備や火縄に向けて放った。
パン
そのおけを森羅は足の炎で砕いた。
そのまま紅丸の後ろの地面へと着地する。
森羅「何を見たのか知らないですが
落ち着いてください!!」
森羅の言葉の次に、A、アーサー、茉希が
遅れて到着し、桜備と火縄の背後についた。
紅丸「ああ!?ふざけんな
落ち着く必要なんかねェ!!
何が伝導者だ!!お前ら2人がこの町の連中を
"焔ビト"にする算段立ててたのを見た！
てめェら全員ぶっ潰して吊るしてやらァ!!
見間違いなはずねェ…たしかにお前ら2人だった」
桜備『この町の人間を
もっと"焔ビト"に変えてしまおう』
紅丸はあの時のことを思い出す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいにゃー(プロフ) - 菫さん» わ、わ、素敵なコメントありがとうございます!!そして、こんな自己満作品をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます！嬉しい限りです!!これからも頑張って書いていくので、宜しくお願いします(^^) (2020年9月27日 23時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - いつも、楽しくこのお話を読んでます！これからも更新頑張って下さい(*´∀｀)♪応援してます!! (2020年9月27日 21時) (レス) id: ad094d6d8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月27日 15時
