73.前にも似たようなことがあったね ページ32
〜no side 〜
Aは屋上にいて、うとうとしていた。
貴方「(お菓子作ったり、ラッピングしてたから
寝れてなかったな…)」
屋上で外の風にあたれば 目が覚めると思ったが
案外そう簡単にはいかないようだった。
貴方「(少し…眠ろうかな…)」
Aが座ったまま目を閉じた時
バン
屋上の扉が勢いよく開かれ
Aは目を開けて扉の方を見た。
そこには自分が渡した紙袋を持った
アーサーが立っていた。
アーサーは屋上に座るAを見て 駆け寄る。
アーサー「A！このクッキー_____」
貴方「よかった。受け取ってくれたんだ…」
Aは安心した笑みを見せた。
アーサーはAのトロンとしている目に
寝ていなかったのか、と気づく。
アーサー「…」
アーサーは黙ってAの隣に座ると
Aを自分の肩に寄り掛からせた。
貴方「え？」
アーサー「クッキーは嬉しかったが
あまり無理はしないでくれ。
これを作っていたから
眠れていないんだろう？」
Aは目を閉じてアーサーの行為に甘える。
貴方「…前にも、似たようなことがあったね」
それはキッチンで
Aが倒れていたところに
アーサーが駆けつけたときの話だ。
あの頃は酷く悪夢にうなされていて
眠れていなかったが アーサーの肩は安心した。
アーサー「そうだな。
でも今回は 俺のために起きてたんだろ？
それは嬉しいが、複雑だな…」
Aはふふっと笑いながら
気づけば眠りについていた。
Aが眠ったのを確認したアーサーは
Aの頭を優しく撫でていた。
アーサー「…クッキー、美味かったぞ。
ありがとうな…」
自分のためだけにしてくれた行為に
アーサーの気分は上機嫌だった。
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結祈華(プロフ) - ☆翡翠☆さん» 翡翠様 初めまして。そちらは間違いですので訂正させて頂きました。ご指摘頂きまして、ありがとうございました。 (2021年1月23日 11時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
☆翡翠☆ - 初めまして。翡翠です。ページ42の最後の『貴方と同じようにジョーカーに会い自分の弟のことを聞かされたと。』が2回続いているのですが、間違えて2回続けてしまったのでしょうか？言い方が酷くてすみません。 (2021年1月18日 16時) (レス) id: 48e40877cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月24日 0時
