72. プレゼントですね ページ30
〜no side 〜
その日のさらに夜…夜中_____
Aはひとりキッチンに立っていた。
貴方「…よし」
目の前に置かれたものが完成して
Aは微笑んでいた。
「あれ？Aちゃん？」
そこへアイリスがキッチンへと入ってきた。
貴方「アイリス!?」
こんな夜、予想外にアイリスが来て
Aは驚いていた。
アイリス「いい匂いがするので
来てしまいました…
何か作っているのですか？」
アイリスはAの手元を覗き込んだ。
アイリス「わぁ 可愛らしいクッキーですね」
貴方「…アイリスもひとつ
味見してみてくれない?」
アイリス「えぇ!?私が？いいのですか？」
Aの頷きと笑顔を見て
アイリスはトレーに置かれたクッキーを
ひとつ持って口に入れた。
一口かじっただけで
アイリスは顔が緩んでしまっていた。
アイリス「な、なんですか…これ…」
貴方「お、美味しくない…かな…」
アイリス「逆です!!美味しいです!!
これ、本当にクッキーですか!?
こんなの食べたことありません!!」
貴方「！…なら よかった」
アイリスの驚きが美味しさから来ていることに
Aは安堵した。
アイリス「でも どうしてクッキーを
焼いていらしたのですか？」
アイリスの問いにAは
どこか気まずそうに答える。
貴方「…アーサーが 疲れてるみたいだったから…
それに いつも助けてもらってるお礼に
…と思って…」
Aの恥ずかしがる姿を見て
アイリスは微笑んでいた。
アイリス「アーサーさんにプレゼントですね」
貴方「っ、で、でも…甘いもの平気かな!?
…不安が大きくて…」
アイリス「大丈夫です。
アーサーさん、夜はあんなに
Aちゃんの料理美味しそうに食べてました。
それに Aちゃんからのプレゼントなら
アーサーさんは喜びますよ」
アイリスの言葉に Aは勇気をもらっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結祈華(プロフ) - ☆翡翠☆さん» 翡翠様 初めまして。そちらは間違いですので訂正させて頂きました。ご指摘頂きまして、ありがとうございました。 (2021年1月23日 11時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
☆翡翠☆ - 初めまして。翡翠です。ページ42の最後の『貴方と同じようにジョーカーに会い自分の弟のことを聞かされたと。』が2回続いているのですが、間違えて2回続けてしまったのでしょうか？言い方が酷くてすみません。 (2021年1月18日 16時) (レス) id: 48e40877cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月24日 0時
