70. 俺はこの第8を気に入っている ページ23
〜no side 〜
茉希「おかえりなさい」
森羅「あ ただいまです」
特殊消防教会に戻るなり
森羅はAの方をチラリと見た。
Aは森羅を見るなりすぐに視線を逸らす。
森羅もジョーカーから聞かされていた。
お前と同じようにAにも話した、と。
Aも森羅も 色んな考えが巡っており
どうすればいいか悩んでいた。
森羅が戻るなり、桜備は全員を集めて話し出す。
桜備「特殊消防隊は電動車を追うことになった。
まずは今までの火事の資料から
手がかりを探してみよう」
火縄はドサッと紙の山を机に置いた。
火縄「ここにあるのはほんの一部だ…
些細なものでも 白頭巾にまつわる情報を見つけろ」
アーサー「あれで一部か…」
アーサーが気持ちを代弁してくれたように
皆が紙の山を見て唖然とした。
桜備「伝導者と白頭巾たちは なんらかの目的で
人工的に人体発火を起こしている。
1人たりとも決して 許すわけにはいかない。
よろしく頼む」
森羅「(………ショウも…)」
貴方「(…カナのことも、許しちゃダメ…)」
火縄「…」
森羅とAの顔を火縄は静かに見ていた。
・
あれからそれぞれが資料の調べに入った。
Aと森羅の浮かない顔に
他の隊員がチラチラと2人を気にしていた。
森羅「(未だ 弟のことは第8のみんなにも
言ってなかったけど
ショウが伝導者の仲間だとしたら…
ますます言いづらいな…
……でもそれは、Aも同じか…？)」
貴方「(…このタイミング、なのかな…
皆に私の過去を話すのもいい機会かもしれない。
いつまでもとらわれてちゃいけないし…
なによりも…アーサーがいてくれるだけで
大丈夫な気が…)」
Aはふと アーサーに視線をやる。
アーサーは辛そうに机に向かっていた。
貴方「……」
…頼っても、信じても いいのだろうか。
森羅「ふう…やっと2分の1くらいか…」
森羅の言葉にピクリとし
Aは再び手を動かそうとした。
アーサー「オイ…シンラ…
早く 何か手がかりを見つけろ…」
目の前のアーサーはゲソーッとしていた。
森羅「お前 頭脳労働で顔色が悪いな…
そのまま続けて死ねばいい」
茉希「う〜ん…白頭巾の集団か…
そんな報告があれば 目立つハズなんだけど…」
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結祈華(プロフ) - ☆翡翠☆さん» 翡翠様 初めまして。そちらは間違いですので訂正させて頂きました。ご指摘頂きまして、ありがとうございました。 (2021年1月23日 11時) (
レス) id: df4c614de9 (このIDを非表示/違反報告)
☆翡翠☆ - 初めまして。翡翠です。ページ42の最後の『貴方と同じようにジョーカーに会い自分の弟のことを聞かされたと。』が2回続いているのですが、間違えて2回続けてしまったのでしょうか？言い方が酷くてすみません。 (2021年1月18日 16時) (レス) id: 48e40877cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年9月24日 0時
