【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。3 (ページ45)

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59. 許せるはずがないページ45

～no side ～

あれから森羅達は廊下に立っており

部屋から出てくるカリムを待っていた。

カリム「？」

アーサー「レッカの所に行くんだろ？

俺たちもついていくぞ」

カリム「これは第1の問題だ。

お前たちは首を突っ込むな」

森羅「俺たちは今

カリム中隊に配属されています」

カリム「だったら中隊長の命令だ。引っ込んでろ」

貴方「嫌です。聞く気はありません。

正式な隊員ではないので」

カリムは3人をじっと見たあとニヤリと笑った。

カリム「俺の部下みてェな部下のようで

部下じゃねェってことか…勝手がいいな。

勝手に勝手しろ!!」

カリムは 3人を通り過ぎて歩いて行き

3人はカリムの背を追うように歩いた。

カリム「大聖堂内にレッカの姿が見えない…

探しにいく」

・

カリムとアーサーは地上を、

森羅とAは各々空から探していた。

火楽に乗りながらAは必死に探す。

貴方「(すごく、嫌な予感がする…)」

早く見つけなければいけない気がして焦るA。

ジジ

貴方「!?」

Aの手のひらに

ジリジリとした感覚が流れ込む。

貴方「(今の…何？)」

そんな感覚を今まで感じたことがなかったため

困惑をした。

「……キュィィィィィッ」

貴方「！火楽、どうしたの？」

火楽は急に方向転換をするなり、

とある建物に向かっていた。

貴方「…あそこに、烈火星宮がいるんだね」

Aは狙いを定めるなり

建物の近くで地上に降り立ち、

火楽が中に入ったタイミングを見計らって

中に入った。

中に入るなりそこには

傷だらけの環と子供達、

そして床に寝そべる烈火星宮がいた

烈火星宮が地面に倒れている理由、

それは火楽が突進したからだろう。

案の定反動で火楽は消えてしまっていた。

貴方「環！」

環「A…!?」

Aは傷だらけの

環の元に駆け寄り抱きしめた。

貴方「っ、心配したんだよ…大丈夫？」

環「A…ごめんね…

気を付けろって言われてたのに…」

貴方「気にしてないよ。環が無事でよかった」

環「あの、ね…レッカ中隊長が_____」