【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。3 (ページ24)

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51. 第1にようこそページ24

～no side ～

「ここが大聖堂だ」

大きな扉を開けると

部屋の真ん中に腕を組んで眼帯をする男と

少し端には白いローブを着た2人の男がいた。

案内していた男も同じように2人に並ぶと

森羅達は歩き、見上げるように

3人の男の前に立った。

「第1にようこそ。君たちを歓迎する」

眼帯の男はバーンズという名の大隊長だ。

茉希「第8所属一等消防官茉希尾瀬です！

研修新人をお連れしました！」

ビッと茉希に合わせるように敬礼をする皆。

だがAは聖堂の雰囲気に飲み込まれ、

ひとり合掌をしていた。

ハッとしたAは敬礼に戻そうとする。

バーンズ「A、そのままでいいよ」

ドクンとAの心臓が大きくなった。

バーンズ「着帽時であってもここは大聖堂だ。

申し訳ないが敬礼ではなく

Aのように合掌にしていただきたい」

茉希「!!失礼いたしました！」

茉希や森羅達は合掌に手を変える。

Aは合掌しながらも額から

冷や汗が一筋垂れた。

貴方「(…お、落ち着いて…

名前を知っているのはきっと資料を見たから。

私のことを知ってるわけじゃないはず…)」

バーンズ「…」

Aは恐る恐るバーンズに視線を向けるも

すぐに視線を逸らした。

バーンズ「第1のフラム中隊長、星宮中隊長、

リィ中隊長だ。

彼らが君たちの世話をさせていただく。

今日は施設を見学してから

ゆっくりくつろいでくれ」