【炎炎ノ消防隊】青い瞳が映す世界。3 (ページ17)

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47.引き取られていた娘だろページ17

～no side ～

火華「A赤翼」

シャワーから上がるなり

2人きりの時に火華はAを呼び止めた。

火華「お前、

特殊消防隊に引き取られていた娘だろ」

その言葉に心臓がドクンと鳴った。

確かに Aにも火華は

特殊消防隊の中で見覚えはあった。

火華「…逃げて、ここにいるのか？」

貴方「……桜備大隊長が私を拾ってくれました」

火華「…そうか」

火華はポンポンっとAの頭を撫でた。

火華「正直、あそこにいたお前は

生気がなくて心配していたが

今のお前を見て安心した。

今のお前はあの騎士とかいうジャリのおかげか？」

貴方「…それを言うなら火華大隊長も

森羅のおかげですよね」

頬を染めてムスッとする火華。

火華「まあともかく、気を付けろよ」

貴方「…？」

火華「特殊消防隊…灰島や皇王はどうしてか

お前を欲していた。それはきっとアドラ_____」

そこまで言って火華は口をつぐんだ。

火華「…なんでもない。気をつけてくれよ」

貴方「……わかり、ました…」

火華が何を言おうとしたのか気になるAは

モヤついたままうなずいた。