・ ページ8
・
森羅「A…何で何も言い返さねぇんだよ」
そうだ。
私が今ここに立っている意味は、無いも同然。
秋樽さんが私の手を引いてくれて
私はそこに自分の居場所を作ろうとした。
秋樽さんを、無理やり 生きる理由に仕立てた。
私は…あの頃と何も変わってない。
変わったことにしていただけ…
私はやっぱり…悪魔……?
「俺とくれば妹にも会わせてやるよ。
会えるなら悪魔になっても問題ねェだろ」
男は私に手を差し出す。
貴方「…」
私は一歩、足を前に踏み出す。
男の手を掴もうと手を…
森羅「勝手に話を決めんじゃねぇ!」
私の手が森羅の言葉にピクリと止まる。
森羅「A、その手を本気で取りたいか!?
お前の本当の望みはなんだ!?」
貴方「……私には、もう…」
森羅「そうやって無理だって諦めてるが
お前の望みは…本心は、まだあるだろ!?」
森羅のことを目を丸くして見る私。
森羅「Aを連れて行こうとするな。
俺はお前をぶっ飛ばしてとっ捕まえる!!」
森羅は足から炎を出し、再び男に仕掛ける。
「なんだよ…期待外れだな…
A 赤翼の邪魔までして…」
男はそう呟くと構えをとる。
「そんな飛び蹴り…隙だらけだぜ」
そう言う男だが森羅はもう片方の足も使い
男の顔に向かって更に蹴る。
男はそれを右手でなんとか防ぐ。
森羅「ヒーローと言えば飛び蹴りだァ!!」
その炎の火力は凄まじいものだった。
「すごいじゃないか! こいつは悪魔の火力だぜ!!」
すると 男は急に違う方向に炎のカードを放った。
「危ない!」
この声…アーサー?
そのカードを 剣で防いでいた。
「ゆっくりしすぎたか。邪魔が来だしたな」
アーサー「待たせたな!!"焔ビト"役!!」
「結局 前にいくのかよ…」
森羅「アーサー!!と第1の…!!」
そこにはアーサーと第1の新人が立っていた。
142人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月12日 2時