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「A」




貴方「!」









突然呼ばれた声にAは驚く。




その相手は茉希と組み手をしていたアーサーだ。









アーサー「悪魔でなく、

騎士王である俺を見ていろ。

騎士王の努力を形を」









アーサーはAの暗い顔を読み取り

声をかけていた。









森羅「うっせーな玉ねぎ野郎。

俺がAをいじめていた風にいうなよ」




アーサー「ふッ 現にそうだろ?悪魔」









森羅とアーサーは睨み合う。




その姿を見てAは口角が上がった。









貴方「違うよアーサー。

色々、考えてただけ…

ごめんね。ちゃんとアーサーのこと見てるよ」









Aの微笑みに アーサーは一瞬固まった。









茉希「ちょっとそこ!!今は特訓ですよ。

あとAちゃん 後で詳しくお話聞きますから」




貴方「…え?」









茉希は最後に可愛らしい笑みを向けていた。




そしてアーサーと茉希の組み手は再開された。









森羅「…あ!

俺、中庭に忘れ物したのを思い出しました!!

ちょっと取りに行ってきます」




火縄「わかった。すぐ戻ってこい」




森羅「はい!」









そう言うと森羅は駆け足で屋上を出て行った。









火縄「…森羅とアーサーだけじゃない。

第8は皆、お前の味方だ」




貴方「……第8の皆は暖かくて 好きです。

味方でいてくれているのもわかります」









Aはそれ以上喋らなかった。




火縄はAから本当に聞きたいことを聞けずに

またモヤついた気持ちでいた。




Aの口から、"信頼している"と、

…その言葉が聞きたかった。









茉希「さて、次はシンラの番ですね」




火縄「!シンラなら

中庭に忘れ物を取りに行ったが」




茉希「エ…中庭では 今

シスターが禊をしてますよ!?」

36.安心させる言葉→←35.俺を見ていろ



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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月12日 2時

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