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アーサー「……」









その姿のAを 横目で見るアーサー。









環「うわっと…」









すると、









パフ









環「くそ…」









環はヨロヨロよろけて、

アーサーの頭に手を回して抱きついていた。









アーサー「オイッ…」









Aを見ていたアーサーだが、

当然 視線は環に移された。









環「放せ コラ!!」









アーサー「お前がくっついてきたんだろが!!」









環はアーサーをドンッと突き飛ばした。









貴方「…………アーサーも、スケベ?」









アーサー「なっ!?違う!!」









どうしてか、アーサーはAに

勘違いされるのは とてつもなく嫌だった。









環「やめろ!」









また叫びが聞こえ、森羅たちは環を見る。









環はいろんな男の人に、"スケベられ"ていた。









そして、









ズプ









森羅は環のズボンの中に手を入れ、

そのまま環を抱えていた。









バーンズ「おい タマキ…落ち着け」









第1の大隊長に言われ、とっさに離れる。









環「チクショウ こんなときも

いつもの"ラッキースケベられ"が発動するとは」









森羅「邪魔しにきたんだろうけど

マジで邪魔だわ お前……」









環は地面に手をついて涙目になっていた。









「まもなく競技が始まります。

参加者の隊員は 防火服を着用し

集合してください」









その時、アナウンスが流れた。









バーンズ「シンラ隊員と言ったね

年間に何件の火事が起こるか知っているかね?

申し訳ないが、12年も前のことは覚えていないな

競技が始まるぞ 支度したまえ」









森羅「(…何か 隠してねェか…?)」









第1の大隊長は森羅にそう言い捨てると

Aを見た。









Aはというと、見られる瞬間に

アーサーの背中をキュッと掴んで隠れた。









第1の大隊長は そのまま背を向けて

環と共に歩いて行った。









貴方「…ごめんね」









第1の大隊長が行ったことを確認すると、

アーサーの背中から ひょこっと出たA。









アーサー「俺は気にしてない。

……第1の大隊長が苦手なのか?」









貴方「……そう、だね…

第1に限るわけじゃないけど…」









小さな声で呟いた言葉は、

アーサーの耳には届かなかった。

22. その手を本気で取りたいか!?→←21. 自分に言い聞かせているのか?



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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月12日 2時

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