19.何も映していなかった ページ42
〜アーサー side〜
_____初めて屋上で会った時、
ひとりだけ違って見えた。
茉希とシスターといるが、ひとりだけ
何かが違っていた。
青く、吸い込まれそうな 綺麗な瞳をしていたが
その奥は 何も映していなかった。
手が届かない場所……城の最上階…というよりも
城の最下層に閉じ込められているような…
だから、思わず声をかけた。
周りと違う言葉をかけた。
アーサー『貴女は特に純粋で
綺麗な目をしている姫君だ。
そのライトブルーの瞳に吸い込まれそうだ』
今思えば、俺は どうして
あんな言葉をかけたのか わからない。
だけど、姫は何の反応もしなかった。
人の"言葉"、全てを 信じていないように感じ取れた。
"悲しみ"に覆われている
そんな姫の手をとりたいと思った。
アーサー「(…俺は、姫…Aの
いろんな姿が見たいと思った)」
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クリーム(プロフ) - とてもサクサクと読みやすく面白かったです。これからも頑張って下さい! (2020年9月25日 13時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月8日 15時