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17. いたずらがすぎんだろ!!! ページ38

〜no side 〜









中は思ったよりも静かで、

部屋は荒れていなかった。









桜備「静かだな 誰もいないように思える

本当に"焔ビト"がいるのか?」









火縄「情報だと リビングにいるようです」









桜備「さっきのドクロの炎のこともある!

最近 頻発している事故と関係があるかもしれん

気をつけろよ!」









森羅は怯える雰囲気にニィっと笑みを浮かべた。









貴方「……桜備大隊長、気をつけてください。

嫌な予感がします」









桜備「奇遇だな、A……俺もだ」









桜備はゴクリと息を飲み込むと 足を前へ出した。









貴方「(……砂?)」









桜備が踏んだ床に、何やら黒い砂のようなものが

ほんの少し落ちていたのに気づく。









砂、というよりも

灰、と言った方がいいかもしれない。









桜備「ここがリビングだな」









リビングにたどり着くと、"焔ビト"化した男性が

椅子に座ってこちらを見ていた。









「い"い"い"い"…い"ら"……しゃぁあ…い"い"い」









桜備「"焔ビト"を確認…」









森羅「大人しく座ってますね……」









貴方「……」









アーサー「……………」









その"焔ビト"は ギギッと歯を噛み締めて

苦しさに耐えているように見えた。









桜備「なんで こんなことが…」









桜備は棚にあった、母、父、娘の

3人が映った写真たてを見て呟いた。









貴方「……苦しんでる」









アーサー「……」









小さな声で呟いたAの声は

アーサーの耳に届いていた。









アーサー「俺に鎮魂をさせてくれ_____…」









アーサーは覚悟を決めるように

はっきりと言葉にした。









森羅「ちょっと待てよ

あの"焔ビト" まだ何もしてないだろ」









アーサー「バカヤロー!!あの父親

とてつもない炎の痛みに耐え座っているんだぞ!

早く楽にしてやるんだ…」









森羅「………」









桜備「アーサー 始めてくれ」









アーサー「これ以上の痛みを

与えるワケにはいかない……

俺のエクスカリバーで 安らかに眠れ」









アーサーはエクスカリバーを構える。









アイリス「炎ハ魂ノ息吹…黒煙ハ魂ノ解放…」









剣の先からブンっとプラズマが噴出する。









アイリス「灰ハ灰トシテ…其ノ魂ヨ…」

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クリーム(プロフ) - とてもサクサクと読みやすく面白かったです。これからも頑張って下さい! (2020年9月25日 13時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月8日 15時

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