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茉希「おいで プスプス」
茉希がそのまま指を上にあげると
炎の玉のようなものが上に浮く。
その炎の玉のようなものはプスプスと
綺麗な炎に見え、目がついていた。
貴方「…すごい…ですね。初めて見ました」
アイリス「やっぱりマキさんすごいです!
自由自在に炎を操って!」
茉希「そんなことないですよ。
私は第二世代ですから。
シンラやAちゃんのような
第三世代と違って 炎を起こすのに
着火剤が必要ですし」
アイリス「それでも こんな器用に
炎を操作するって
第三世代でもそうそうできないですよ」
茉希「あ…熱いですよ」
プスプスと呼ばれる生物に
アイリスは指を近づける。
アイリス「そうだ!
Aちゃんの能力もすごいですよね」
貴方「え?」
茉希「そうですよ!
手のひらから炎を出せますよね」
アイリス「先日の任務の時も
大きな鳥を炎で出してました」
茉希とアイリスのキラキラな目に
私は戸惑いを覚える。
貴方「…私の方こそ そんなにすごくないですよ」
私は自分の掌をじっと見る。
貴方「…出てきて "
私は一羽の小さな鳥を炎で作り出す。
アイリス「わぁ、鳥です!
この前とは小さくて可愛らしい…」
茉希「Aちゃんの能力は
炎で生き物を作るものですか?」
貴方「恐らく 想像力次第では
生き物全般作れます。
ですが私は鳥の方が作りやすくて…」
能力なんて、ましてや
人前で使うことはなかったから
自分の能力のこと自体、わからないことだらけ。
火楽は私の周りを飛び 頬をすり寄せてくる。
アイリス「!Aちゃん、熱くないのですか!?」
茉希「ほんと!!プスプスは熱いのに…」
貴方「ある程度なら温度調節はできます。
それと、火楽が
懐いてくれれば 炎は熱く感じませんよ」
アイリス「う、羨ましいです…
本当に生きてるみたいですね…
私もいつか火楽に触れるでしょうか」
貴方「あ、気をつけてくださいね。
こう見えて火楽は慣れてない人には
ぶっきらぼうなので…」
触れようとするアイリスに注意をする。
貴方「……アイリスも茉希も
いつかきっと触れるように慣れますよ」
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クリーム(プロフ) - とてもサクサクと読みやすく面白かったです。これからも頑張って下さい! (2020年9月25日 13時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月8日 15時