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森羅「第二世代って

こんなことまでできるのか…」









桜備「マキレベルの第二世代はそうそういない

…!フラッシュオーバー?いや…炎が吸われてる…」









どこか 様子が変と感じた桜備。









その時、森羅の背後に 炎に覆われた人影が現れる。









その人影はズッと森羅に近づいた。









貴方「っ!日下部さん!」









森羅「え」









Aは叫び、森羅は反応する。









が、遅かった。









ズン




ゴン









焔ビトに森羅は炎で投げ飛ばされ

壁に後頭部をぶつけていた。









森羅は気絶しながら昔を思い出していた。









周りのみんなは森羅が気を失ったことに駆け寄る









貴方「っ、私が焔ビトから距離を取らせます。

みなさんは日下部さんを」









少し驚きつつ、皆は森羅に寄り添い

Aの背中を見守った。









貴方「…ふっ」









Aは手のひらから炎を放つと

大きな炎の鳥を作り出した。









「ゔぉおおおおおおお」









大きな火の鳥は焔ビトを威嚇し

焔ビトは距離を取った。









武久「悪魔!!おい!!悪魔!!! 立て!!悪魔!!」









森羅は少しずつ意識を取り戻していく。








火縄「悪魔なんて大層なあだ名つけられて!!

情けない奴か!?お前は!?」









火縄の叫ぶ言葉にAはピクリと反応する。









貴方「(悪、魔…?

日下部さんも悪魔と呼ばれていた…?

……いや、今は何も考えるな)」









Aは心の中で抱いた気持ちを振り払う。









森羅「気を失ってた…?何分…?」








火縄「なに?5秒かそこらだ!

大丈夫なのか!? 立てるなら自分で立て!!」









森羅はゆっくりと立ち上がり

目の前に背を向けていたAを見た。









貴方「……大丈夫、ですか?」









森羅は驚いた。









背を向けたままだが 確実に彼女は自分を

心配してかけてくれている言葉だとわかる。









少し 心が暖かかった。









冷たい彼女に嫌われてはいなかった、と。









森羅「はい!!大丈夫です」









貴方「…」









微かに、Aが安心するような息をしたのが

森羅の耳に届いていた。









桜備「A、時間稼ぎをありがとうな」









貴方「いえ…」

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クリーム(プロフ) - とてもサクサクと読みやすく面白かったです。これからも頑張って下さい! (2020年9月25日 13時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月8日 15時

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