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現場の中はもちろんあたりに火まみれだった。









森羅は上を向いて驚く。









森羅「(火事場…)」









その現場を見た瞬間

森羅の脳裏に昔の記憶が蘇る。









森羅「あ…!姿勢を低く…」









ハッとした森羅は素早く腰を屈める。









その時、









森羅「!!これは…」









目の前の地面に誰かが倒れていることに気づく。









森羅「(人!?焼死体!?)」









桜備「逃げ遅れた従業員のようだな…」









森羅「ハァ、ハァ、はぁ」









森羅は息を吐き続けており 昔の記憶を思い出す。









「あぁああああああああ!!」









森羅「(母さん…)」









茉希「シンラ!!大丈夫!?」









森羅「あ…俺…!?」









森羅は現実へと意識が戻った。









その隣ではAも同じような状態になっていた









「きゃあああああああああっ」









貴方「っ!!」









母の声が頭の中でこだまする。









桜備「A!お前も大丈夫か?」









貴方「!ごめんなさい、取り乱しました…」









桜備「せめているわけじゃない」









Aは振り払って深呼吸を一つした。









桜備「森羅、ヒーローになるんじゃないのか。

Aも聞いておけ。



消防官は仲間を置いて逃げることはしない。

一人の遅れがみんなの遅れになる。



俺達の身体に巻かれた青い発光体は

視界の悪い炎と煙の世界で仲間と仲間を繋ぐ絆だ

決して断ち切るな!!



恐怖心がある力が冷静な判断ができる。

だが ただの臆病者にはなるな」









森羅「(炎に耐性のない身体で

桜備大隊長が火の海に飛び込んでるのに…俺だって!!)


問題ありません」









貴方「いけます」









2人が返事をした次の瞬間_____









ゴウ









「「!!」」









特殊消防隊達を大きな炎と煙が襲った。









桜備「この先に"焔ビト"がいるようだ…マキ 頼む」









指示を聞くと茉希はみんなの前に立った。









茉希「みなさん 退がってください…」









茉希は両手を前に出し 素早く手を横に広げる。









すると火が横に避け 前の道を切り開いた。









桜備「前進するぞ」









道が切り開けたことにより

特殊消防隊達は先へと歩き出す。

・→←8.ヒーローにならなきゃいけない



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クリーム(プロフ) - とてもサクサクと読みやすく面白かったです。これからも頑張って下さい! (2020年9月25日 13時) (レス) id: 58b85f6ce7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年9月8日 15時

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