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〜貴方side 〜
シルキーちゃんと遊んでいたら
やっぱり夜になってしまっていた。
私は駆け足でゲノムタワーに戻った。
貴方「……！」
すると、ゲノムタワーの入り口に人影が見えた。
タワーに近づくにつれ、
その人影がはっきりと見えた。
そこには、
貴方「カイさん？」
カイさんがこちらを見て立っていた。
カイコク「……Aちゃん。
どこ行ってたんでぇ。
伊奈葉ちゃんや嬢ちゃんが心配してた」
貴方「ご、ごめんなさい……」
明らかに怒ってるカイさんに頭を下げた。
カイコク「……まあ、無事ならよかった。
にしても、どうしたんでぇ？」
不思議そうな顔をするカイさんに
ふんわりと私は微笑んだ。
貴方「……友達に会いに行ってました」
カイコク「友達？」
貴方「ちょっと
悩みを聞いてもらってたんですけど……
もう、大丈夫です」
カイコク「……そうかい」
カイさんは私を見て優しく笑った。
カイコク「でも、俺に話してくれても
よかったんだぜ……」
貴方「……カイ、さん…………」
どこか拗ねてるように見えたカイさん。
……そっか。
カイさんも心配してくれてたんだ……
貴方「……カイさん。
私、アカツキ君のこと信じます……」
カイコク「……」
貴方「アカツキ君のこと、何も知らないですけど
……これだけは、決めたことなので」
私はカイさんに微笑むと、先にタワーに入った。
カイコク「……何があったのやら…
……なァ入出。
お前さんがAちゃんのこと
傷つけるんなら、俺ァ許さないぜ……」
その時のカイさんの言葉と表情を私は知らない。
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年5月6日 0時
