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アカツキ「じゃあつまり…
あそこから親分パカメラを回収できたら
クリアなんですね」
パカ「左様でございます」
その時、アカツキ君がパカに向けた目は
とても冷たい目だった。
……今までの、アカツキ君となにか違うような…
……気のせい、かな…。
パカ「…奪還の暁には
ワタクシも主に探索の交渉がしやすいでしょう」
パカはそれだけ言い、それ以上何も言わず
私たちの少し後ろにパカは立った。
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パカと話した後、アカツキ君は崖の先で
プニツキを抱えたまま座り、
ラフレシアを見ていた。
貴方「アカツキ君…」
そんな彼の隣に私は座った。
貴方「大丈夫？」
カリン「……具合でも悪いの…？」
私と同じ質問を、カリンちゃんもぶつけていた。
アカツキ「え」
アカツキ君は変な声を出していた。
カリン「いや…あんたいつも
真っ先に立候補するでしょ。
てっきり一緒に行くかと思った」
アカツキ「あ…はい。
もうギプスは外れたんですけど
この腕だと足手まといになるかと思って」
……もう大丈夫なんて言っていたけど、
やっぱりまだ痛む時があるのかな…
貴方「やっぱり、まだ痛むの？」
アカツキ「いえ、そうじゃないです。
…ユズ先輩から、ギプスを外す代わりに
安静にって約束だったので。
だから、許可をもらえるまで…なんとなく」
先ほどの暗い表情から、
パッと笑顔になったアカツキ君。
貴方「……アカツキ君は笑わなきゃね」
アカツキ「え？」
貴方「笑ってくれた方が、私は嬉しい((ﾆｺ」
私がそう言うと、アカツキ君は改めて笑った。
カリンちゃんも私の隣に座り出した。
カリン「そういえば、今回は
Aちゃんがゲームに参加したがってたわね」
そうなのだ。
今回のゲーム、
私は真っ先に立候補をしたのだった。
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作者名：ゆいにゃー
| 作成日時：2020年5月6日 0時
