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貴方「あ、逢河さん、口にクリームついてますよ」




私は彼の口元についたクリームをタオルで拭く。




すると、




マキノ(子)「……」




逢河さんは私を見て驚いていたようだった。




けどすぐにケーキに視線は向き、




貴方「……逢河、さん?」




アカツキ「……」




逢河さんは、悲しそうな目をしていた。









カイコク「……なァ、Aちゃん


ずっとああだったのかい?」




カリン「?はい。子供の扱い上手で……


お母さんみたいな対応でしたよ」




カイコク「へェ……」









ユズ「続いてあっきー!


パン太郎とタワー1周ツアー!」




アカツキ「落ちると死にまーす」




パン太郎の頭に乗るアカツキ君と逢河さん。









ユズ「アン坊のガムふくらませ講座!」




綺麗にふくらませているアンヤ君に、


もう破裂して口元がガムまみれの逢河さん。









ユズ「カイさんの60秒肩車!」




カイさんは逢河さんを肩車した。









ユズ「全身もみほぐし」









ユズ「温泉卵体操」









ユズ「アフロ!!」









いろんな案を試した私たち。




だが、逢河さんの頭は双葉のまま。




みんなも疲れてしまっていた。




ザクロ「そ…育ってるか…?」




カリン「若干…」




ユズ「いや微妙だ…」




双葉を見ながらみんなが話す。




そんなユズさんは逢河さんをぎゅーっとした。




ユズ「ザッくんはなににするか決まったかい?」




ザクロ「…いや、それがまだ…」




カイコク「お前さんたち、確か同い年だろ?


親しげにあだ名で呼んでやるってのァどうだい」




ザクロ「なっ…」




アカツキ「あ、いいですねそれ」




ザクロ「え…!?」




忍霧さんは恥ずかしそうにそわそわしていた。




ザクロ「そっ、そんなことで開花を促せるとは…


……いや!決して嫌なわけではなく」




アンヤ「……キモイ」




忍霧さんとアンヤ君はもちろん喧嘩になった。




カリン「ユズ先輩は?」




ユズ「ボクはさっきからやってるぞ!


いっぱいぎゅーってしてる。温かいだろマキマキ」




マキノ(子)「……」




……逢河さん、どこか辛そう……?




そして、ふと周りを見渡して


アカツキ君の姿がないことに気づく。




貴方「……」




私はいつの間にかラウンジを出ていた。

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年4月22日 20時

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