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ページ36

〜貴方side 〜




アンヤ「咲け」




マキノ(子)「……」




アンヤ君は逢河さんに額をくっつけ、


メンチ切っていた。




アンヤ「オメー、このままだと


一生チビのままだぞ!」




ザクロ「止せ!逢河に凄むな」




そう言われると、アンヤ君は逢河さんを離し


今度は忍霧さんに怒鳴った。




アンヤ「うっせーー!!!大体テメーが甘やかすから」




ザクロ「力ずくで誰が心を開く!


逢河に必要なのは心の毛布で」




アンヤ「ポエムキモい!!」









コンコン









「おいおい、喧嘩は後でやるにゃ」




開いているドアをノックされ、


入口の方に視線を向ける。




そこにはユズさん、ヒミコちゃん、カイさんがいた




アカツキ「みなさん!戻ったんですね」




カイコク「お陰様でな」




カリン「待って…じゃああの子達は…」




カリンちゃんは先程


子供達が遊んでいた場所へ視線をやる。




そこには子供達がいなく、


頭に咲いた花のみ落ちていた。




カリン「……」




アカツキ「……同期が切れたんですね」




カリンちゃん、すごく悲しそう……




ザクロ「ぷちヶ崎…」




カイコク「?」




ザクロ「ハァ…」




カイコク「なんで溜め息つくんでぇ」




忍霧さんは魚の花をヌルッと持つと、


カイさんを見て、ため息をついた。




ユズ「これ!これはボクのだよな!?ボクのだよね?


やったーーーー」




アンヤ「……」




ユズさんはアカツキ君の花を持ち、喜んでいた。



















ユズ「よし!それじゃ始めるぞ」




ユズさんは黒板に文字を書くと叫んだ。




ユズ「第1回!マキマキ開花大作戦〜!!」




イェーイと叫ぶ人も数名……









ユズ「まずはひーみんとカリン作!


ムラムラ型巨大ケーキ!!」




目の前に出された大きなケーキを


逢河さんはもくもく静かに食べた。

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作者名:ゆいにゃー | 作成日時:2020年4月22日 20時

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